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Channel: ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>
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これぞ!酒呑みワッハッハの焼酎会! -東京居酒屋 焼酎楽宴 - 第一回

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日本には素敵な酒文化がある。
日本酒の醸造世界と焼酎の蒸留世界。
異なる造りが同じ国の文化で並立しているというのは、
世界広しといえど、日本くらいじゃなかろうか。

もちろん、酒呑みとして日本酒も焼酎も好きである。
四国で生まれ育ったので、生活圏は日本酒ゾーンだ。
とはいえ、ご縁のおかげか、年に数回、焼酎ゾーンの九州に焼酎を求めて彷徨う、酎ナフキンをおこない、
少しお腹の調子が悪いと、「焼酎湯割りを飲んでおこう」と考える自分にとって
焼酎はある意味、身体の一部になっている。



さて、先週日曜日。東京中央区銀座。都会のど真ん中が焼酎カラーに染まった。
300人の焼酎ファンが集い、45蔵の焼酎蔵元、そして東京の飲食店&酒屋がつどった
東京居酒屋『焼酎楽宴』は満員御礼。

呑み助がちゃんと守るのが始まる時間。
11:30の開店時刻にはほぼみな席についているという優等生ぶりには拍手もの。



焼酎と共に料理は東京の名だたる旨し!飲食店が多く関わっていることもあり、
食材から調理にいたるまで厳選されたものばかり。




おつまみ BOXは奄美の黒糖そら豆に、八丈島のくさやチーズ、福岡の明太こんにゃくに鹿児島のつきあげに有機大根の麦味噌漬け。
そして宮崎の鶏の炭火焼、屋久島のトビウオの燻製、長崎の焼きあご、沖縄のボルトギューソーセージ、そして大分のかちえびという豪華な11種の盛り合せ。(こ、これだけで1時間もつ!)。

300人の焼酎好きが集いし場所はABCと3つのゾーンにわかれ、
1時間ごとに焼酎蔵がそれぞれのゾーンに移動し
焼酎をつくってくれる。



給仕しているのが東京の居酒屋さん&酒屋さんというなんともこの豪華なシステム。
色々な焼酎の会、いや酒の会に参加しているが、
こんな呑み助涎ものの会は未だかつて体験したことがない。




前菜に蒸し鶏の冷製、クラゲ胡瓜の辛味和え。
自分のテーブルはまずは寿福酒造ではじまった。



焼酎楽園の編集長の乾杯と同時に、いや、正確にはその前から飲みだしているツワモノばかりだったが、
とにかく300人。飲むペースが早すぎて、オーダーが処理しきれないというハプニングがありつつも、
20分すぎれば、各蔵元が自分の蔵の焼酎をもってウロウロしはじめ、厨房からくるお酒もストレートたっぷりとなり、テーブルで各々湯割り、水割り、ロックを楽しめるパターンに。

こうなると、どの宴もはじまる、えんやえんやの笑顔の宴会。



点心にはジューシーな焼売と肉汁たっぷりの肉まん。
これはもう芋が合う!と何を飲もうかとふと顔をあげると
目の前に小牧醸造さんがグラスたっぷりはいった焼酎をもって移動中。


他のテーブルの注文だと思うが、
「それ、それ置いてって!」と思いっきり横取りして、我がテーブルで湯割り作りとなった。

宴が始まる前は3時間というと、倒れる人出るんじゃないかという杞憂があったが、
さすがに今回の焼酎好きの300人。倒れる人……いなかった。
これもみな、焼酎愛がなせる心意気であろう。



とにかくくるわくるわ
一升瓶をもって笑顔でやってくる蔵元。
空いたグラスをみつけたら、すかさず、一升瓶が伸びてくるという
椀子蕎麦ならぬ椀子焼酎!状態で
一気飲みはしてはならぬという戒めの気持ちと飲みたい気持ちの狭間で葛藤した人も多かろう。
空いたグラスはないかと飲みつつ、探していたのも事実だ。

焼酎は 芋、麦、米、黒糖etcと色々な原料があるので、ひとくくりに焼酎といっても
まったく異なるものだ。
芋ひとつにしても、芋の種類にはじまり、造り方、貯蔵の仕方、そして飲み方などでタイプが変わるクジャクが羽根を広げたようなすえひろがりの世界である。
さらに沖縄の島酒、泡盛はまた独特の世界をもっているという
焼酎は知れば知るほど奥深く、幅広く、そして探究心をくすぐるものだ。

目の前を横切って駆け巡る蔵元をみながら、飲む焼酎。
こんな光景があっていいのだろうかと思いながら、くぴくぴ止まらぬ時間。
どのテーブルもみな笑顔でワイワイ熱く
明るく楽しい陽気さは
これぞ、焼酎のもつ魅力といえるだろう。
芋、麦、米、黒糖。前菜からメイン、デザートのように飲みわける面白さも
焼酎の凄さだ。



お造りにでていたのは奄美のまぐろ!
酢味噌和えになめろう、オイル漬けと3つの食感が楽しめる。



これに合うよーと教えてもらったのが沖縄の宮里酒造さんの『春雨』。



泡盛なのに! 間違いなく泡盛なのに
日本酒のように思える上品さと艶やかさは飲みやすく
味ののりもハンパなし。




刺身との相性バッチリで、繊細かつ旨味の世界にさらにファンになってしまった。





メインの肉は肉好きにはたまらない! 熊本のあか牛のローストビーフ。



そして茨城の梅山豚の肩ロースの焼酎煮込みだ。
煮物には鴨と姫筍、葱の木の芽餡かけ。

各テーブルに大皿ででてくるので、
そう!ここは食べたもん勝ちという弱肉強食となる。
ぼお〜としていたり、テーブル離れると食べ損ねるというこのカラクリは
何事も実力勝負さ! という焼酎ノリということだ。



麺は上海五目ソース焼きそば。
これ、酔いの頭の片隅につっついた記憶あり。



デザートにはしっとりした生チョコレート。奄美タンカンピール添え。
こういうときは女子だーといわんばかりに3個ぺろりと胃袋にいれたのはここだけの話。



本当に終始笑ってしゃべって居心地よかった3時間。
久しぶりに出会える人も多く、
顔は知ってて名前誰だっけー?という人もいたりと
懐かしい大同窓会のようだった。
会の進行が焼酎女神ことラジオパーソナリティのtamaちゃんこと玉川美沙さんというのも
この会の究極のぜーいーたーくーぶりがわかる。☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
tamaちゃんのトークの面白さに
酔い焼酎はどんどんすすむすすむ(^_^;) 恐るべしパワーに
熱い!宴はあっという間におひらきに。



蔵元に酔き酒仲間に集いし、
一日限りの東京居酒屋『焼酎楽宴』。
名残惜しいと思う余韻が強いのも、楽しかった証である。



東京居酒屋焼酎楽宴
主旨:「本格焼酎をもっと盛り上げたい」という熱い想いを胸に
東京で飲食店を営む十数名が力を合わせ、あらたな焼酎イベントを企画。
おいしい焼酎とともに、居酒屋自慢の料理を楽しむ
日時:2015年5月24日(日) 11時半開店(11時受付開始)~15時閉店
場所:Blue Lily 青百合飯荘 中央区銀座4-6-1 三和ビルB2
会費:1万円(事前チケット購入 銀行振込可)
料理:8品のコース料理/参加蔵元45蔵の焼酎飲み放題
定員:300名
SNS:https://www.facebook.com/events/937872086245427/


 
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