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Channel: ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>
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「ただいま」故郷に帰ってきた気持ちでほっこりと。鹿児島&奄美の本格焼酎に島料理に箸のばす♪

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一見、スナックのようである。
しかしカウンターの上に並んでいるのは、
鹿児島の芋焼酎と奄美の黒糖焼酎である。



カウンターの奥には大きなテレビ。
野球の試合が流れている。おりしも阪神巨人戦。
食い入るようにそこに視線を合わせて、いつものテーブル席につくと
「いらっしゃい、ビール?」と、マスターがおしぼりをだしてくれる。

ここは奄美の食材を食べられる場所だ。
しかもベタで素朴なものばかりで、凝ったものはほとんどない。
それがたまらないのである。

ビール(お酒)につく一皿はその日その日で変わる。



鯖の味噌とゴーヤだったり



蛸とパパイヤの海鮮サラダだったり。
島の家で、でてくる家庭のおかずの一皿なのだ。
この一皿だけで満足できるが、やはり奄美の食も食べたい。

そこで必ず注文するのが



奄美晩酌セットである。

奄美大島から直送の五品を盛ったもので、
豚味噌にパパイヤ漬け、アーサー卵焼きにランチョンミート、島らっきょ。
これで800円というから驚きだ。

昼間の暑さをビールで流せば、やはりここは焼酎で。
グラス売りもあるが、お得なのはボトルキープという術である。
※ボトルキープできる銘柄とできない銘柄があるので、そこはマスターに確認してください。



もちろん、飲みたい銘柄を一杯ずつというグラス注文も可能だ。
黒伊佐を湯割りで♪ 
まあ、いつものパターンである。
お湯7、焼酎3の割合でほっこりと。



今日のメニューの張り紙に「パパイヤサラダ」を発見。もちろん注文である。
シャキシャキしたパパイヤの食感。
繊維質が豊富なのは有名だが、酒呑みとして見逃せないのがパパイヤのもつ効能である♪
パパイヤにはイソチオシアネートいう成分が含まれており、
このイソチオシアネートは毒消し効果があるそうだ。
肝臓の解毒酵素の働きを良くし、有害物質を無毒化してくれる。
つまり、解毒力の強いパパイヤを1日200gほど食べると効果が出て
一度食べると解毒作用は3日近く続くという。

奄美は鹿児島と沖縄の間の連なる島々。
南国特有の太陽の暑い陽射しと海からの風を受けながらも
奄美の人々は元気で健康である。

パパイヤもその元気の源のひとつといってもいいだろう。
シャキシャキと口のなかで軽快な音をたてつつ、芋焼酎をくぴくぴ。
BGMで流れるのは奄美の島唄。
ほろ酔い気分になったら、奄美の島にいる感覚になる。
その雰囲気に引き寄せられてか、
店内は常連客がほとんどだが
時折、ふらりと一見さんも訪れてくる。



表の看板にマスターのイラストの上に書かれた「おじゃったもんせ」。
これは鹿児島の方言で「いらっしゃいませ」という意味だ。
ほんに方言というのは心地いい。
コロコロと転がりながら、耳のなかに飛びこんでくる。
それは誰しもが心にもつ故郷という扉をノックする。
懐かしく、温かい。そして安心できるのだ。
そんな方言に誘われてか、今宵もまたひとり、一見さんが顔をだした。
マスターもママも笑顔で迎えてくれる。
常連客も笑顔で会釈。
一見さんも笑顔で会釈。
一杯のんだら、もう常連客となる。

マスターもママも会話に加わり、店内は笑い声いっぱいとなる。

「ママ、腹皮焼き」
注文がはいるとママは急いで厨房へ。
そこから流れ出す美味しそうなにおいは他の客の鼻をくすぐる。
「あーこっちも」「うちにも」注文ラッシュ。

もちろん、自分も。
「枕崎カツオの腹皮焼き!」



皆、見事に撒き餌につられた一晩となった。

 
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DATA)
店名:ダイニングバー和
住所:北区赤羽1-41-6 サクセスプラザ犬飼2F
電話:03-3903-2535
営 :17:00~24:00
休 :火


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