9月9日。
この日なんの日、気になる日〜♪と鼻歌まじりの本日は重陽の節句。
節句というと3月と5月が有名だが、1年のなかで節句といわれる日はなんと5回ある。
1月7日七草の節句といわれる人日。
3月3日桃の節句&雛祭の上巳。
5月5日菖蒲の節句で有名な端午。
7月7日七夕として、大人も子供も知っている、七夕。しちせきという。
そして今回の9月9日は重陽。
重陽の節句のことについては、以前のBlogでも紹介したが、
この時期は白露の月である。
白露のことについても以前のBlogで記した。
さて、この時期、酒屋&居酒屋でよく見かけるのが「ひやおろし」である。
ひやおろしってなあに? と質問されることがあるが、
名門酒会の説明によると
「昔、冬にしぼられた新酒は、劣化しないよう春先に火入れ、加熱殺菌した上で大桶に貯蔵。
ひと夏を超して外気と貯蔵庫の中の温度が同じくらいになった頃、2度目の加熱殺菌をしない「冷や」のまま、大桶から樽に卸し、出荷したことから「冷卸(ひやおろし)」と呼ばれるようになり、
秋の酒としてふるまわれた」と記されている。
現在では春先に一度だけ加熱殺菌し、秋まで熟成させて、出荷前の2度目の火入れをせずに出荷するというスタイルとなった。
貯蔵はタンクや瓶に変わったものの、酒の本質は昔と変わらない。
暑夏の時期、蔵のなかでも一番ひんやりとした貯蔵庫で静かに過ごした酒は、夏の間に熟成を深め、
重陽の節句の時期、白露の季節に目覚め、われわれの口に届くのがひやおろしなのだ。
さて、そんなひやおろしと同じように出回るのが「秋あがり」である。
日本酒用語で秋あがりとは冬季に製造した清酒が、貯蔵して秋になると酒質が向上するこという。
冷やおろしと同じじゃない?と思われる方もいるだろう。
まあ、そのとおりなのだが、蔵によってはやはり差別化しているところがあるので、「冷やおろし」と「秋あがり」はジャンルは同じながら、意味合いが少し異なる!?そうだ。
まあ、簡潔いえば!
秋になって美味しくなった秋あがりした旨酒を、貯蔵タンクから樽や瓶に移す作業、卸したのが冷やおろし。貯蔵タンクにある秋あがりした旨酒をそのまま「冷や」商品として発売したものというわけ。頭、こんがらないように♪♪♪
自分ももう一度、ちゃんと蔵元さんに聞かねば。
(何度か聞いているのに、お酒が抜けると忘れているあんぽんたん)
ちなみに「冷や」のままという事は、
出荷時の火入れは行なわない商品であるということさえ、頭にいれておけば、なんとかOK。
それにしても日本酒の酒用語は名前だけで「滓絡み」、「ひやおろし」「秋あがり」「雫とり」etc、イメージがわくものが多く、酒呑みとしてはそれだけでニンマリできる面白さがある。
今宵は白露の時期の重陽の節句。
お気に入りの旨し酒を片手に健康と長寿を祝う一杯といこうじゃないか。
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹
撮影協力:つちや
この日なんの日、気になる日〜♪と鼻歌まじりの本日は重陽の節句。
節句というと3月と5月が有名だが、1年のなかで節句といわれる日はなんと5回ある。
1月7日七草の節句といわれる人日。
3月3日桃の節句&雛祭の上巳。
5月5日菖蒲の節句で有名な端午。
7月7日七夕として、大人も子供も知っている、七夕。しちせきという。
そして今回の9月9日は重陽。
重陽の節句のことについては、以前のBlogでも紹介したが、
この時期は白露の月である。
白露のことについても以前のBlogで記した。
さて、この時期、酒屋&居酒屋でよく見かけるのが「ひやおろし」である。
ひやおろしってなあに? と質問されることがあるが、
名門酒会の説明によると
「昔、冬にしぼられた新酒は、劣化しないよう春先に火入れ、加熱殺菌した上で大桶に貯蔵。
ひと夏を超して外気と貯蔵庫の中の温度が同じくらいになった頃、2度目の加熱殺菌をしない「冷や」のまま、大桶から樽に卸し、出荷したことから「冷卸(ひやおろし)」と呼ばれるようになり、
秋の酒としてふるまわれた」と記されている。
現在では春先に一度だけ加熱殺菌し、秋まで熟成させて、出荷前の2度目の火入れをせずに出荷するというスタイルとなった。
貯蔵はタンクや瓶に変わったものの、酒の本質は昔と変わらない。
暑夏の時期、蔵のなかでも一番ひんやりとした貯蔵庫で静かに過ごした酒は、夏の間に熟成を深め、
重陽の節句の時期、白露の季節に目覚め、われわれの口に届くのがひやおろしなのだ。
さて、そんなひやおろしと同じように出回るのが「秋あがり」である。
日本酒用語で秋あがりとは冬季に製造した清酒が、貯蔵して秋になると酒質が向上するこという。
冷やおろしと同じじゃない?と思われる方もいるだろう。
まあ、そのとおりなのだが、蔵によってはやはり差別化しているところがあるので、「冷やおろし」と「秋あがり」はジャンルは同じながら、意味合いが少し異なる!?そうだ。
まあ、簡潔いえば!
秋になって美味しくなった秋あがりした旨酒を、貯蔵タンクから樽や瓶に移す作業、卸したのが冷やおろし。貯蔵タンクにある秋あがりした旨酒をそのまま「冷や」商品として発売したものというわけ。頭、こんがらないように♪♪♪
自分ももう一度、ちゃんと蔵元さんに聞かねば。
(何度か聞いているのに、お酒が抜けると忘れているあんぽんたん)
ちなみに「冷や」のままという事は、
出荷時の火入れは行なわない商品であるということさえ、頭にいれておけば、なんとかOK。
それにしても日本酒の酒用語は名前だけで「滓絡み」、「ひやおろし」「秋あがり」「雫とり」etc、イメージがわくものが多く、酒呑みとしてはそれだけでニンマリできる面白さがある。
今宵は白露の時期の重陽の節句。
お気に入りの旨し酒を片手に健康と長寿を祝う一杯といこうじゃないか。
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撮影協力:つちや