Quantcast
Channel: ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>
Viewing all 203 articles
Browse latest View live

明日はスノーバレンタイン!?  喜ぶのは……ばかり。

$
0
0
先週末は日本全国広い範囲で大雪となった。
もうあんな天気はこりごり。
なれど、今週末もなにやら雲行き怪しい予報にうんざり。
「雪になるか、雨になるかわかりませんが、たぶん雪になります」と予報する
テレビ画面お予報士の首をしめたく!なりそうである。

雪が降って喜ぶのは
子供と犬。そしてなぜか猫!?
猫って炬燵で丸くなるんじゃないの? と思っていたのは
自分だけか。

さて、そんな雪予報の明日はバレンタインデー。
デパートやケーキ屋の店頭はチョコが山盛りにつまれている。



バレンタインの起源はローマ時代に遡る。
269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌスに由来する記念日である。
ローマ皇帝・クラウディウス2世は、故郷に恋人を残した兵士がいると士気が下がるという理由で、
ローマでの兵士の婚姻を禁止した。
しかし、キリスト教司祭だったウァレンティヌスは秘密に兵士を結婚させていた。
そのことで司祭は捕らえられ、処刑されたとされる。
処刑されたのが2月14日だった。

どの文献を探しても日本のバレンタイン必須のチョコレートが記載されていることはない。(貧しい子に司祭がお菓子を与えていたとはある)。

まあ、皆さんご存知のように、バレンタインデー=チョコをプレゼントというのは日本の菓子業界の宣伝刷り込みによるもので、様々な説があるが、
日本人に広く認識されtるようになったバレンタインチョコがはじまったのは
1960年の森永製菓が「愛する人にチョコレートを贈りましょう」と新聞広告だろう。
そして1965年に伊勢丹がバレンタインデーのフェアを開催。
このことがバレンタインデー普及の契機となったといわれている。
外国では男性が女性に花束を贈るようであるが
女性から男性にというのは日本独特!?の習慣というのも、まあ、おもしろきことだ。

さて、いろんなチョコレートがたくさんある。
一粒5000円以上するのもある。
だ、誰が食べるだ……(汗)。それで飲みに行きたい!と思うのは酒呑みだからだろうかww
まあ、もらえるものならもらいたいのは世の中の男性陣の気持ちだろう。

甘いものなんて!という人もいるが、チョコは甘いものばかりでない。
苦みある渋いチョコもあれば、酒呑みにとってうれしい酒入りチョコもある。
まあ、ウィスキーボンボンという菓子があるのだから、酒入りチョコはありえる。

焼酎ボンボンもあれば日本酒ボンボンっぽいのもある。
酒粕入りのチョコもある。

呑み助としては、やはり酒入り(日本酒&焼酎)か酒粕入りがいいなあ。
と、酒ナフキンをしていたら、美味しいのを見つけた!

大吟醸を使ってつくりだしたしっとり生チョコ♡。
香川県、川鶴酒造の大吟醸だ。
チョコに大吟醸を練り込み、
地元の菓子職人さんがひとつひとつ手作りでつくったものだ
柔らかく、口にいれるとしゅわあああんとゆっくりと溶けだす。
甘く、そしてほろ苦い……春の訪れを感じゆるやかな風味。

酒には美容や健康効果もあるから、食べながら健康促進できるかも! である。
呑み助はやっぱり一石二鳥という験を担ぐことが好き。

明日の聖バレンタイン。
司祭のことを頭の片隅におきつつ、
スノーバレンタインを窓越しに楽しんでみるか。
(本心は積もってほしくない、へたれである)。

 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

DATA)
川鶴酒造
住所:香川県観音寺市本大町836
URL: https://www.facebook.com/kawatsuru?fref=ts


グーグーとお腹は鳴きだし、ゴクリと喉がなる……酔い一冊

$
0
0
京都。
日本人なら、いや世界中の人々、誰もが憧れる地だ。
一度訪れ、その魅力を体験すると、
また次、また次とついつい足を運んでしまう。魅惑の場所である。

京都の楽しみ方も色々。
歴史、景色、文化、飲食、買い物etc。
自分も子なにかと理由をつけては一年に何度も京都に出かけている。

最近の京都探訪は京都の居酒屋巡り! (いつものあたりまえ!?)とともに、
大好きな酒器工房、今宵堂 さんにお邪魔することがとにかく多い。
初めは酒器を求めて通っていたが、最近は工房の空間が好きで
京都を訪れてから「行ってもいいですか?」と突然アポを無理矢理お願いしてしまう。
そんな大好きな今宵堂さんがこの2月、一冊の本を出された。



『今宵堂 きょうの晩酌  酒と肴、器のつかいかた』(平凡社)である。

今宵堂の酒器はもちろん、今宵堂ご夫妻の日常の晩酌タイムが集まった世界だ。
今宵堂さんの晩酌タイムはBlog(http://www.pinterest.com/koyoido/with-sake/)に毎日掲載され、ファンも多い。BSでも放映されるほど、注目されている。

センスいい盛りつけと美味しそうな肴の内容は
ご飯前にみるのは厳禁(笑)。とにかく、美味しい晩酌時間だ。
今回はその晩酌風景が
元旦から大晦日までの一年間の季節に合わせて紹介されている。

もちろんただの晩酌手帳ではない。
酒器や酒の紹介だけでなく、今宵堂さんの晩酌レシピも載っている。
しかも♩簡単でわかりやすいので
これは、ズボラ人間としてありがたいヾ(=^▽^=)ノ。
器の盛りつけも勉強になる。
丼生活している自分のテーブルの様子と真逆の世界。
う〜ん。やはり自宅の食事の風景も、美意識は大事だなあ。

頁数は100頁弱。
ぱらぱらと小一時間くらいで読める。
一度目はぱらぱらと。
二度目はきになる頁をじっくりと。
三度目はもう一度はじめから一頁一頁読んでいく。

昨日、手にいれたばかりなのに、表紙はすでに手あかがいっぱい。

晩酌、夜ご飯の一品の参考にもなる今宵堂さんの晩酌。
さて、今宵はどうしようか。

二週連続の雪の週末。
胃袋があったまるものがやっぱりいいなあ。
こんこんと舞い降りる雪をみつつ、今宵堂さんの酒器にあっためたお酒を注いで……。


今宵はゆっくりほっこりしよう。

酔い時間のお供に……。
1300円(税別)。決して高くはない酔い一冊である。



 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

DATA)
書籍名: 今宵堂 きょうの晩酌  酒と肴、器のつかいかた
著者   : 酒器 今宵堂(http://www.koyoido.com/about)
定価   :1300円(税別)
発売元:平凡社(http://www.heibonsha.co.jp/book/b165836.html)

酒も好き。カレーも好き♡

$
0
0
世界中でカレーが好きという人が多い国は色々あるけど
トップ1、2に名を連ねるのは国民食のインドかレトルトカレー王国!?の日本ではないだろうか。
御多分に洩れず、自分もカレーは大好きである。
カレー屋さんがあるとついつい足を止めて、鼻をクンクン。
店のなかからもれてくる色々なスパイスの香りにニンマリすることは毎度のことだ。

さて、カレーパンも好きである。
油っこいので、なるべく揚げ物系のパンは回避するが、
カレーパンだけは別!
油っこいということも、このときばかりは目をつぶる。(シ_ _)シ



カレーパンを食べるとき、お酒を少しお供にする。
今回は川鶴酒造の掬い酒。
これは先日の蔵開き限定のときのみ手にはいる子だ。



滓の上の子だから、旨味の濃さは抜群。
スッキリさもあり、一口目は軽さを覚える。
二口目になると旨味がミルフィーユのように一層一層、ゆっくり広がっていく。

特純(特別純米酒)の生をそのまま濾過し加水やブレンドは一切なし。
搾り立ての上澄み|/// |(*^0^*)ノ| ///|

カレーのコクが旨い具合に♡この子の米らしいコクがまろやかに包み込んで
口のなかで溶けだしてきた。
カレーパンには目玉焼きもはいっていたから、カレー味はマイルド系。

軽く一杯のつもりが気づいたら三杯目。
1本しかGETしなかったから、ちょこっとずつ飲まんとなああ。(^┰゜)

カレーパン、1個まるまる食べたら
小腹パンパン。



明日もパン屋さんにいってくるか。
カレーパンGETしに。

故郷のおふくろカレーも久しぶりに食べたいなあ。
今度帰省するとき、作ってもらうかσ(゚^ ゚ *).


 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹



DATA)
川鶴酒造
住所:香川県観音寺市本大町836
URL: https://www.facebook.com/kawatsuru?fref=ts



富士山の日は誉富士の子で「乾杯」

$
0
0
本日、2月23日は「富士山の日」(*^_^*)という情報を得たら……
お祝いですねψ(`∇´)ψ。
日本酒で。

静岡のお酒で富士山をお祝いしようというイベント「しずカパ」が静岡県の彼方此方で開催されるそうだ。
静岡のお米(^ω^)「誉富士」で醸したお酒で乾杯というのが主旨だという。

駆けつけたい
ε===(っ≧ω≦)っ

と、気持ちだけは静岡へ。

「乾杯」は18時半。
一斉に誉富士のお酒を掲げ飲むとか。



うちにある誉富士は
昨日GETした(酒ナフキン様子はまた次回)
静岡県由比の銘酒、英君酒造の袋吊りしずく酒。
封を開けると吟醸の爽やかな香りが……。
思わず口が杯に飛びつきそうだ。


でもイベント乾杯までは、あと30分。
もうちょっと我慢しようか。

我慢できるかどうかは


自分次第だな。

 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹



地元酒に魅せられて

$
0
0
「飛露喜」というと 酒吞みは目を輝かす銘柄の1つ。 もちろん旨い。 なれどそれ以上についつい手がのびるのが「泉川」だ。 もちろん醸す蔵元は廣木酒造で ある。
つい先日、某雑誌?で取り上げられたこともあり、ご存知の酒吞み同士も多いだろう。 自分が「泉川」に出会ったのは昨年、ちょうど1年前のことだった。 会津若松の酒屋さんで色々試飲させてもらったとき、 「これは飲んでおくべきだよ」とすすめられたのがはじまりだ。 「飛露喜」は都内で飲んだことがあったので、味は似てるんだろうと想像していた。 その考えが浅はかだったとわかったのは、封を開けて1秒もかからなかった衝撃を覚えている。 透明感があるのにコクの層が幾重にも連なり まるで天女の羽衣のように 手にはつかめないのに、そこに存在している旨味の存在。 確かめようと杯をすすめると 虹のように様々な味わいと変化していく。 余韻はあるのに意識をもとうとすると霞みのように消え 心の記憶にささやいてくる…… 「つかまらないよ」といたずらっこの妖精のような感じで。 そして現実にはあっという間に一升瓶は空になっていた。 あれ以来、「泉川」は自分の中で特別な存在である。 酒屋さんで見つけたら間違いなく手にいれる子になった。 ご縁で蔵元さんにもお会いしたことがある。 人当たりのいいユーモアを感じるイケメンさんだった。 色々お話聞きたかったが、いかんせん究極の人見知り。 予期せぬパターンの場合は貝になる。 それでも、この人の頭の中に、あの「泉川」の世界があるのだと思うと やはり関心は深まる。 今年も会津若松にお邪魔することがあり、酒屋さんで「泉川」を見つけた。 もちろん、移動中の酒;^_^Aになったのはいうまでもない。 酒友4人で、1時間弱で空っぽ。 やはり、あっという間に消えてしまった。 蔵は会津坂下の街中にあるとか。 いつか酒ナフキンでお邪魔したいものである。 これほどの酒がありながら、かつて廃業を考えたという話を聞いたときは、心底、廃業にならなくてよかったと思えた。 「泉川」は地元酒であるので、地元優先の販売だ。 やはり地元酒はいい。 いつまでも飲み飽きない性格をもっている。 一つの蔵でも 同銘柄でも、米や造り方によって、様々な子に成長する。 だからこそ、いろんな子に出会いたいと思うのが呑み助の心情なのだ。   ↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

個展? 酒場再登場!

$
0
0
明日から4日間。
銀座に酒場が一つ増える。
その名も「ひるね蔵戯作画展<天地酔楽> in GINZA」

個展!!酒場だ。



なぜ酒場というか。
個展会場は始まりと同時に酒盛りが始まるからである。
作画は秘剣こと、和田画伯。
知る人はみんな知っている(焼酎好きは絶対知っている!)画伯である。

個展は今回で三回目。
4年前に銀座、2年前に鹿児島。
gon麹、今のところ皆勤賞♪(1回目も二回目も参加)

どちらの個展も皆、片手にお酒をもって
ほろ酔い気分で和田画伯が描かれた世界を楽しく鑑賞……鑑賞……か…ん…燗酒ない? と騒ぐ輩も(笑)。
※あ、自分でした(汗)。

今回はどのような個展になるのか、それがものすごく楽しみの呑み助1匹。
きっと今まで以上の個展酒場、もとい、個展会場になるんだろうなと想像して楽しんでいる。

和田画伯からも指令がとんできたし……。
「業務連絡、業務連絡。アレをもってきてくれたら、焼酎にあいもんそ」

「はいはい、アレでございますね。
たーっぷり仕入れてまいる所存でございます」

明日はあいにくの雨予報。
でもしっかりと絵画鑑賞するにはもってこいか。
焼酎&日本酒を片手にニャハハ(*^▽^*)。

酒好きが集いし、個展会場。
幸せになれる酔い絵画を傍らに楽しめる4日間は必見である。


初日は午後1時より開場。最終日は午後5時までなので、来場時間にもご注意ください。

※泥酔、クダを巻く、乱暴狼藉、物品破損はおやめください。
和田画伯は鹿児島の古流剣術「薬丸自顕流顕彰会」東京道場師範。
また個展会場にこられる皆様はその門下生も多いので、ご用心。


 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

唇尖らした小物……酒器につかっても面白い。

$
0
0
桜前線も北日本に移動し、
緑あふれる景色になったGW前半。
お日様の陽射しが心地いい季節である。

季節がいいと、普段出不精でも、心はウキウキし、外出モードにスイッチオン。
気の向くまま、足の向くまま……の散歩放浪が始まる時期でもある。
さて、今回散歩放浪で彷徨ったのは蔵前の雑貨店。
蔵前は実は代官山や表参道などに引けを取らないくらいオシャレな雑貨店が集中する地であるということは、雑貨好きのなかでは周知の事実の場所なのだ。

片付けは下手だが、雑貨好き!でもある自分。
顔はニンマリしつつ、蔵前の地を徘徊した。
そこで見つけたのがコレである。



醤油さし。
注ぎ口が人の唇の形をしてるのがなんともユニークだ。
酔っぱらうとよく変身する酔怪表情に似ているからか
親近感大。

この醤油さしは“トーキング”というシリーズの1つで、
デザイナーはnendo(ネンド)さん。

テーブルの上に置いていると
ひとりでにぴーちく、ぱーちく!!!!と色々しゃべりそうで、
キモカワイイさ抜群。
寸胴のフォルムを支える足!?が若干細いので不安定さは否めない。
日本の妖怪“一本傘”にも見える。
おちょこくらいの大きさの小ぶりさは、雑貨好きの心を射止めるだろう。

醤油さしとして利用したいが、
酒好きとしては……この子。
ちょこっし飲むときの(一口くらい!?)お酒を注ぐ器にいいなああ〜と企み中。
唇からチョロチョロチョロと杯に注ぐ光景。
やはりぴーちくぱーちくとしゃべりそうな雰囲気になるんだろうか。

GW初日!?
うちのどの子を注ごうかな♪

 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

DATA)
購入店:KONCENT SHOP 
URL    : http://www.koncent.jp
備考    :“トーキング”シリーズは醤油さし、胡椒入れ、塩いれの3種類がある。トークしているような雰囲気で食卓が楽しい雰囲気になるといいなというデザイナー、ネンドさんの考えから生まれた。
注ぎ口はそれぞれ、醤油さしは「ゆ」、塩入れは「し」、胡椒入れは「こ」という形になっている。


路地に息づく……昔のまんまの中華街ワールド

$
0
0
日本でありながら、どこか異国の雰囲気たっぷりの地。
その代表格が中華街だ。
横浜、神戸、長崎と有名な中華街は全国にあるが、
よく御邪魔するのは横浜中華街である。



横浜の中華街も訪れるたびに、様子が様変わりしている早さに驚くことが多い。
中華街全体が醸していたノスタルジックさがいつのまにか薄れ、
大通りは観光客がひしめき合う観光地となり、
小さな食堂や土産物屋だった場所は占いハウスに様変わりしていた。
時代のニーズによって、中華街も変化するのだと
「甘栗食べて食べて」という声を聞きながら、大通りと大通りを横に繋ぐ路地へ足を向ける。
横に走る路地はまだ昔ながらの中華街の雰囲気がかすかに残っている。
通行人も、中華街の住人か隣の大通りへ足早に移動する観光客がほとんどだ。
そんな路地の1つ、香港路。
路地にある「海員閣」の前は昼時になると、いつのまにかズラリと行列ができる。



セメント色したどこか昭和ちっくな外観。
度ハデな中華街の色彩とは真逆の雰囲気は、1980年代の上海で見ていた建物に似ている。
店内は1階がテーブル、2階はテーブルと座敷。
濁朱色の柱と円卓の1階はまさに大陸の食堂っぽい。
できれば1階の席がいいのだが、満席だったので2階の席に。
座敷は靴をぬぐので、リラックスでき、親戚の家に遊びにきた感覚になれる。


昭和11年創業以来、人気メニューは焼売と牛バラと豚バラ料理だ。
牛肉は既に売り切れていたので、今回は豚バラ。
豚バラそばを注文する。
丼の上にドカっとのった豚バラの量にまずは驚く。



いまだにコークスで調理しているようで、
しっかりと強火で煮込んだ豚肉は皮はパリっと、肉はとろとろの柔らかく、
箸でつまむだけで崩れる。



スープは透明度のあるあっさり味。
豚バラの旨味が溶け込んだスープを絡める麺は
やや固めで、どこかなつかしさを感じる食感だ。




おおぶりの焼売は4個入り。
豚肉がぎっしり詰まり、ひと噛みするとじゅわっと肉汁が溢れる。
猫舌は要注意。外は冷えても中身はしばらく熱い。
焼売は持ち帰りも可能だ。



給仕してくれるお姉さん同士の会話はもちろん中国語。
(注文は日本語でOK)
四声の抑揚が心地よく、
日本という概念がなければ、まさにこの空間は80年代の上海そのもの。
異国情緒が今もしっかり流れる中華街は
まだここに、横道の路地に存在している。


 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹





店名:海員閣
住所:横浜市中区山下町147
電話:045-681-2374
営   :11:40~15:00 、17:00~20:00(火〜土) 、11:40~20:00(日祝)
休   :月
備考:豚バラ、牛バラメニュー、焼売以外もメニューはたくさんある。ただし少々割高め。

読んでほろ酔い、呑んでほろ酔い

$
0
0
酒は好きである。
いつから好きなのか。
気づけば目の前に傍らに酒はあった。

仕事はしがない物書きである。
書くことは好きだったが、
書くことが苦しいと思うようになったのは
やはり仕事にしてからだろう。
それでもやはり書くのは好きなので
しがない物書きをやめるつもりはない。

物書きだから本はいつも共にある。
1冊、1冊増え続け今では……。

我が家は狭い。
いや、狭くはないのだが、狭い。
理由は簡単。
壁&床は酒と本や雑誌が占領しているからだ。

几帳面なA型!? なのにいかんせん片付けは
面倒くさい性分。
そのくせ収集癖は強いので、ますます部屋は狭くなる。

そんな部屋にまた1冊、仲間が増えた。



『文藝春秋 嗜み』No.22(文藝春秋)。
特集のほろ酔いの効用に惹かれて手にとった。

表紙はハードボイルド、北方謙三氏。渋い、渋すぎる。
104頁のうち、ほとんどが“ほろ酔い”に関した内容で、酒好きとしてけっこう楽しめる。

日本酒、洋酒、焼酎、ビールがそれぞれの頁の視点で紹介されていた。

嵐山光三郎氏の古酒に関した頁は
熟成酒好きとしてはたまらない。
高輪にある古酒バー酒茶論での古酒探飲野様子を見ているだけで
朝というのに、飲みたくなってしまった。

“ー新酒にせよボジョレー•ヌーボーにせよ、若いねえちゃんの味で、キャピキャピしていて年寄りは苦手であるー”という一説には机をバンバン叩いてしまった。

おっしゃるとおり。新酒はフレッシュで元気で、飲みやすいのだが、
熟成好きとしては、やはり落ち着いた味わいのなかに感じる、コクやどこまでものびる味の深み。後口の余韻の香りとしびれるような旨味。そのバランスがゆっくり、しっとり上質に口のなかで変化することに
惚れてしまうのである。

嵐山光三郎氏の古酒への印象、表現が面白く4頁という割合に
思わずブーイングしたのはここだけの話。
まさに読んでいるだけで、ほろ酔いしそうである。



以前、酒友に連れていってもらった勝どきのかねますもイラスト紹介されており、
そうそう、こういう感じだったと思い出して眺めていた。
かねますの狭いカウンターの後ろを外国人のカップルが大きなスーツケースを押しながら
店奥に入っていったっけ。
立ち呑みとはいえ、このかねますは高級立ち呑み屋。
調子にのって注文していると、驚く金額になるので、ほどほどに自重しないと頭が真っ白になるため、
かねますで呑むのはほろ酔い加減がお約束なのである。
お値段は高いけど、メニューのコストパフォーマンスは最高なので、
一度訪れるとまた行きたいなあと思ってしまう人が多いのではないだろうか。
価格オンリー主義ではない、価値に重きを感じる呑み助が訪れる立ち呑み屋なのである。



今回、『文芸春秋 嗜み』のほろ酔い特集を知ったきっかけは
奄美大島の黒糖焼酎を醸す、富田酒造場、富田さんの
“奄美「美酒」紀行”の頁の紹介だった。

奄美大島は以前、数回御邪魔したことがある。
東京から直行便があるが、人気路線なので
鹿児島経由の空の旅だった。
鹿児島県に属する奄美群島、奄美大島。
島に降り立つと独特の空気の圧を体に感じる。しかし、それも瞬間のみで
天気がいいとジリジリと焦げるような陽射しの洗礼を受ける。
ザアアアアアという音をたててスコールが降るシーズンもある。
激しい気候が息づく島は、躍動感あふれていた。
その場所で醸される黒糖焼酎、そしてハブ酒の世界を
ノンフィクション作家、小林照幸氏がレポートしている。
数年前の焼酎ブームについても、どうしてその流れになったかを
わかりやすく書かれていた。


『文芸春秋 嗜み』  特集 ほろ酔いの効用
どの頁を開いても
呑みたいと思わせる魅力を発している。
本を眺めて、まず一杯。
冷蔵庫を開けば酒のアテに手がのびる。

日の高いうちからちょいとほろ酔い……
ほろ酔いの効用は効果てきめん、そのとおり。


 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹


DATA)
雑誌名:文藝春秋 嗜み No.22
発売元:文藝春秋
定価   :741円(外税)
URL : http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784160088016

酒にピッタリ!黒パワー

$
0
0
香川県ってどーこだ?
すぐに答えられる人って何人いる?

うどん県ってどこだ。
こう聞くと、あぁあ、四国だ!と、いう人が増えるだろう。

香川県、うどん県。
同じだけど
香川県はうどんだけじゃないけ〜んと
香川県人としては声を大にしていう( ̄▽ ̄)b


まずは! コレ。




さ、なああんだ。

一見、海苔のようですが海草じゃない。
甘さのあるプレーンのような風味で
柔らかい食感。
キャラメルのような余韻があり、
舌の上にどこかピリピリする辛味もある。

日本の中で生産高は青森についで2位が
実は香川県( ´ ▽ ` )ノ。

知らなかった……(⌒-⌒; )と
目から鱗状態だ。



正解はこれ。
黒にんにくをペーストにしたもの。
飴のように紙で包んだ形で発売されている。
酸味が少なく甘みが強いのが特徴。

香ばしさがしっかりとあり、
舌の上にピリピリとほんのりとにんにくの味も感じる。
ペースト上になっているので食べやすさは◎。
ご飯のお供やガーリックバターのように、パンに塗ってもいい。

サラダのドレッシングの味付けや
カツオのタタキなど
生姜や柚子胡椒の代わりにも♩

ちびちびと箸につまめばお酒のアテに。
くぅううううとビールや焼酎が飲みたい気分だ。

着色や添加物は一切なし。
栄養価も普通のにんにくより強く、
ポリフェノールは16倍。
アルギニンという成分は3倍ある。
アルギニンとは天然に存在するアミノ酸の一種で、成長ホルモンの促進し、老化の進行を抑え、感染症などの免疫力を高める効能があるそうだ。
さらに一酸化窒素を生成されることが大きく、
この一酸化窒素は色々な性機能回復を目的としたサプリなどにも含まれる成分( ̄▽ ̄)であるのは有名なお話。。
つまり、誰もが元気になれるd( ̄  ̄) ということである。

そんじゃそこらの栄養ドリンク飲むより
黒にんにくつまみながら一杯飲むほうが
100倍疲労回復できるし、便通のよくなることで、女性にもありがたい。

食欲もなく、体調を崩したときや
風邪の予防に緑茶やお湯で溶いて飲んでみるのもいいだろう。

美味しく元気になれる食材、
黒にんにくは
青森県の次に生産高い香川県の特産品。

うどんと共に是非とも覚えてほしい、

うどん県、うどんだけじゃない香川県の黒にんにく。

どうぞご贔屓に。うまいけん♪

 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

DATA)
商品名:象頭山こんぴら塩の黒にんにく
店舗名:こんぴら安藤農園
生産地:琴平町苗田690-1
電話:0877-89-6666
URL:http://www.konpira-ando.com

お茶をいただくような感覚で

$
0
0
4月頭。
サントリーより新しいビールが発売された。
その名も“和膳”。
和食に合う生ビールというキャッチのCM。
着物姿の薬師丸さんが美味しそうに飲むシーンのイメージが強かった記憶がある。
コンビニなどで目にしながら、手にとっていなかったけれど
先日、ようやく口にすることができた。



クラフトビール人気がでている今、サントリーでは
料理に合わせて、ビールの種類を選ぼうという提案方針で生まれた子である。

マットなシルバーの色合いに毛筆のロゴのデザイン。
見た目はまさに、渋い和のイメージだ。

ビールの水色は黄金というよりは、山吹に近いだろうか。
焙煎麦芽やダイヤモンド麦芽など厳選した5種の麦芽をブレンド。
副原料一切なく、麦芽のうまみを丁寧に引き出すために高温糖化製法で作り出している。

確かにグラスに口を近づけると
ほのかに香ばしい麦の香りがたちのぼる。
口にふくんだ瞬間、麦の香りは色濃く感じ、まるく深みのある味わいが広がった。

アルコール度数も3.5%と他のビールよりは低いので、
タンパクな食材や薄めの味付けの日本料理との味わいのバランスもよいだろう。

ザ・プレミアム・モルツに代表されるような滑らかな口当たりもサントリーのお家芸。
するするすると優しく飲みやすい。

ビール党、酒呑みとしたら、コクや喉越しなど若干物足らないかもしれない。

しかし
地域色が強いクラフトビールが広まる今だからこそ、
こういうタイプの子がいてもいいのかも。
食べ過ぎた後や喉が乾いたときなど、ほんの少し何か飲みたい、喉をとおしたいという
そう、お茶をいただくような感覚で飲めるビールである。

 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

DATA)
商品名:和膳
発売元:サントリー
サイズ:50ml、350ml、500ml
URL:http://www.suntory.co.jp/beer/wazen/


沖縄宮廷から家庭料理まで……のんびりと上質な空間で

$
0
0
5月。立夏をもうすぐ迎える今の時期は初夏。
春うららの陽射しはいつのまにか、燦々と照りつける強い陽射しへと変わってきた。
夏日を更新する天気予報に、またこの時期が来たのかと萎えるときでもある。

寒さ苦手(詳しくいえば、白い大雪が怖い)の冬生まれ。
ならば暑いのは得意か?  いや、大の苦手である。
ギラギラの紫外線は悲鳴あげる前にダウンするのが、これからの季節だ。

とはいえ、放浪好き。島好き。
自分の我侭体調に甘んじるのはもったいない!
出かけてなんぼの!スナフキンである。

さて、久しぶりに沖縄へスナフキンで御邪魔した。
沖縄の本島はいつも離島の通過地点になっていたので、
本島のみでのんびり過ごすのは久しぶりである。



夜のお楽しみ!? もすこしずつ様変わりしてて、
昔の記憶をたどりつつ、繁華街を彷徨った。

そんな中、友人が教えてくれたのが『酒膳 眞栄田』。



那覇の繁華街からちょっと離れた久米にあり、
暖簾がでていなければ民家と間違えそうだ。

店内はテーブル、小あがり、カウンター、そして奥に個室がある。
どこに座っても中庭の琉球庭園が眺められるようになっており、
落ち着いた雰囲気。



メニューはアラカルトもあるが、
ここでのおすすめはやはり会席酒膳のコース。
3000円〜8000円とある。
今回は8品楽しめる眞栄田御前をチョイス。



コースの料理は沖縄の郷土食材を使った家庭料理。
もずく酢にジーマミ豆腐など馴染みあるものから、これは!? という食材もでてくる。


このドゥル天。
元々は昔からあるドゥルワカシーという琉球料理がはじまりだと聞く。
ドゥルワカシーとは田芋の茎をつかった琉球料理で、田芋の繁殖のように子孫繁栄の喜びが広がりますようにという意味をもっているそうだ。
ドゥルワカシーは本来、ドロっとした料理。
そのドゥルワカシーを丸めて油であげたものがドゥル天となる。



田芋の粘り気がしっかりとあり、モッチモチ。
味付けは各家庭で異なるそうだが、芋独特の甘さもしっかりあり、
おやつとしてもいい。もちろん泡盛のアテにいいのは間違いない。



沖縄近海で採れた刺身三点盛り。
酢橘を絞って蛸を食べるというのは沖縄らしく、暑さにへばりそうなときはハマりそうだ。



沖縄郷土料理として、欠かせないのは海ぶどう。
全国に有名になった海ぶどうだが、やはり現地で食べるのが一番うまい。
プチプチとした実と茎の食感は
何もつけずに食べることもおすすめだが、
鮪と一緒にかつら剥きをした大根で包んだ生春巻き風のスタイルは見た目もオシャレかつ食べやすい。



エバという白身の小魚はロウニンアジの別称。
素揚げは頭はパリっと。身はふっくらしている。
小骨もあるが、骨もしっかり食べられるので、カルシウム摂取もバッチリ。



ニンジンシリシリは沖縄スナフキンを始めたときからの大好物。
ニンジンだけでなく、ナーベラやピーマン、ジャコといったものと一緒に
炒めると味わいはより深まる。



そしてアシティビチ。
長時間かけてじっくり煮込んだティビチは軟骨など、トロトロのゼラチン質となった一品。
この食感はハマると一生つきまとう沖縄料理。
プルップルのゼラチンはコラーゲンそのもので
沖縄の女性は若く、元気な秘訣はこのティビチにありといっても大げさではないだろう。
美容と健康のためにも♪
ここに泡盛をクビっといけば、とろりと溶けるゼラチンと共に体に染み込んでいくのがよくわかる。




会席酒膳コースにはカラカラに入った古酒も1本つく。
もちろん、1本で満足できるはずもなく、
追加オーダーとなるのは言わずもがな。
古酒をまずは少しそのままで
後はのんびりと水割りで。

これまで沖縄料理店というと、ワイワイと隣に座った人と仲良くサンシンの音色で踊り唄い、飲み明かすという雰囲気が多い。それは沖縄らしく、大好きな光景でもある。

この眞栄田も隣席の人と話をしたり、楽しく酒を酌み交わしたりもできるが、
店内を流れる空気は、ほどよい客の会話が耳にかすかに届く感じの安らぎがあふれているので、
自分の時間を静かに楽しみたい時や仕事などの打ち合わせなどにも利用しやすい。
沖縄の繁華街の飲食店でこういうタイプの沖縄料理店は少なかった。




年配の人もゆっくりと、
家族連れで個室もあるので周りに気兼ねなく楽しめる。
静かに美味しく上質な沖縄時間を楽しめるこの空間。
知っておきたい素敵な場所である。


 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹



会席酒膳の〆いでてくるのはセーファン、菜飯。
セーファンも琉球王朝時代の宮廷料理で、ご飯の上に具をのせ、かけ汁をかけて食べるもの。
生姜の風味がほのか感じる鰹だしの上品な味付け。
たくさん食べて飲んだ後でもしっかり胃袋に入る一品。


DATA)
店名:眞栄田
住所:那覇市久米2-11-22
電話:098-943-8955
営    :11:30~14:00/17:00~24:00
休   :日祝、旧盆、年末年始



休肝日の楽しみ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

$
0
0
「いつも呑んでるよね?」 よく言われる。 確かに部屋にはお酒がゴロゴロ。 こういうとアル中か!?d( ̄  ̄) と、いわれそうだが ノンノンノン。 休肝日はきっちり設けてる。 さて、本日はノンアルコールデー。 飲み物はソフトドリンクかお茶。 茶っぱも色々揃ってる。
さて、お茶を飲むとき 気にするのは お茶っ葉とお湯、 そして器。
今回はこのグラスをチョイス。 アクリル素材なので グラス自体は軽い。 お茶をいれて、ちょうど中玉のトマトくらいの重量感だ。 このグラス。 見た目同様、持った感覚もおもしろい。 ボツボツ飛び出したいぼいぼが うまい具合に手のひらのツボに当たる。 ギュッと握れば きくうぅうう☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
グラスの蓋は 柔らかいシリコン製。 真ん中にぶら下がっている球体は 穴が空いている。 ここに茶っぱをいれ 湯を注ぎ、蒸らし、しばしステイ。 シリコンの蓋がピタッとグラスに張り付いているので蒸らしている間、 湯気で水分が逃げることも埃が入る心配もない。
いい色合いが出たら 飲み時間。 蓋をちょっとずらすだけで、飲める。 最近お気に入りのこのグラス。 電球みたいなフォルムもユニークで お茶の色が濃くなればなるほど 白熱灯のような雰囲気になるのも このグラスならではの遊び心だ。 色が変わるハーブティーで 変幻自在する様子を眺めるのも いい。 ちょっとハーブティー買いにいこうか。 休肝日、もっと増やすのも 悪くない。

酒呑みも甘いものも大好き

$
0
0
酒飲み=辛党というのはもう古い。
周りの呑み友も
酒を飲んで、甘いものもイケる口が多い。

さて食いしん坊ということで、
今回、お手伝いさせていただいたのが
dancyu 『甘い生活。』6/7発売(本日)。



ケーキから大福まで、
洋もん、和もの、古今東西の甘いものが勢揃いしている1冊である。

そのなかで
江戸あんこ図鑑という見開きのお手伝いをさせていただいた。
とはいえ、かなり苦しんだ(汗)この甘いもの。
餡子好きでも、餡子のあの字から奥深いので、
悩めば悩むほど、どつぼにはまった仕事でもあった。

とはいえ、改めて、この1冊を初めから眺めてみると、
やっぱり甘いもんの内容にニンマリ。
冒頭のカステラ特集をみていたら、
このカステラだけを食べに長崎に飛びたい気分になる。

折しも、ただいま、腰痛解消のための目方管理中で、炭水化物OFFの日々を送っている今……
どの頁も目の毒なのだが、
甘いものを想像して、味を頭のなかで反芻させるのは
セーフだよな(笑)。

甘党はもちろん、大人も子供も笑顔になれる、甘いものがいっぱい集った1冊。

食べてから読むか、読んでから食べるか……
呑みながら読むか、読みながら呑むか……(一緒じゃ!)

とりあえず! 
皆様、ご購入よろしく♪ お願いいたします。

 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹


DATA )
雑誌名:dancyu 6 甘い生活。
発売日:5/7
価格:880円
発売元:プレジデント社
URL:http://www.president.co.jp/dan/



栄養満点!ポリポリポリと止まらない酔きお菓子♩

$
0
0
糠に醪、粕など つい数年前までは見向きもされなかったこの素材達。 しかし含まれる栄養素に 健康志向が強き今、大注目され 日々様々な商品が生まれている。
“宝山”シリーズを醸す鹿児島の 西酒造が2012年から販売している “ちび棒”。 長さ11センチほどの棒菓子で 素朴な風味で女性ファンの食い気……もとい(^_^;) 別腹をくすぐる一品。 “ちび棒”の原料に使われているのは焼酎粕。 栄養豊富でありながら、活用方法がなかった焼酎粕の再利用しようと8年かけて開発された商品である。 かじるとサクッとしたビスケットのような香ばしさのなかに芋焼酎の甘さがふんわりと感じられ食べやすい。 蒸留前のイモ焼酎もろみを固液分離によって生まれる「もろみファイバー」を小麦粉にまぶして焼き上げている。 食物繊維も100g当たり8.9gとタップリなのも嬉しい。 1回食べると ポリポリポリ…… 手が止まらない( ´ ▽ ` )ノ食べやすさ。 茶菓子としてはもちろん 焼酎のアテにも最高なのは間違いない( ´ ▽ ` )ノ。   ↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹 DATA) 商品名)ちび棒 価格)324円 発売元)西酒造 備考)『鹿児島県新加工食品コンクール』大賞受賞

究極!?の日本食!

$
0
0
和食がユネスコ無形文化遺産になり
国内でも発酵食品が注目を浴びてるなか、日本人でも二の足を踏むものがある。

それは“くさや”



くさやは伊豆諸島の特産品で、新鮮な魚を“くさや液”と呼ばれる発酵液に浸潤させ、天日干しにしたものだ。
この“くさや液”は独特の風味をもつ。
魚醤とか排水○の○いとか色々例えられる。
この強烈な臭いが好きか嫌いかに分かれる。

この臭い。
好きな人なら旨き匂いというだろう。
口のなかで染み込んだくさや液の香りがじわじわと口に広がり、ピリピリっとした感覚に悶絶してしまう。     
塩辛いながらもまろやかさがあり、味わいから感じるほど塩分は高くない。


昔は本当に強烈だったが
食べやすくするために、くさやの濃度を調整したり、真空パックなどの包装をきっちりするなど、色々なアイデアくさやが誕生してきた。

とはいえ、やはり調理のときは
要注意で
部屋の換気は絶対。
マンション暮らしならば、周りへの配慮を怠れない。


窓という窓を開け、
換気扇をフル活動し
空気清浄機をMAXでオン。

それをしても、食べたらすぐにお皿を片付けてしまわねば、あの独特の臭い、匂いがいつまでも居座ってしまう。

とにかく厄介な代物だが
この味は、ハマると納豆より中毒になってしまうのだ。

かくいう自分もそのひとり。

くさやを手にいれても
いかにして、匂いを滞留させず
食べれるか! を一番に考えてしまう。

最近は、くさやを凍らし、
小ぶりに割いて、蒸して使うようにした。

もちろん匂いはでるが、焼くという行為より周りに迷惑がかかることもやや!!少ない。


そこまでして食べたいか!?
と言われそうだが
d( ̄  ̄) 食べたいのだ。

まさに中毒、くさやの魔力に魅入られてしまった輩なのである。

あのピリ辛感にぐびいいいいいっとビアを流し込むときの絶頂は
何者にも代え難い感覚。

個性のある強い味わいはどんな酒にも合うが、
やはり伊豆諸島で醸される島焼酎との相性は抜群。
また、濁り酒との組み合わせも味わいがより滑らかになるのでオススメである。

くさやを口に放り込んだときは
日本人に生まれてよかったと心から感じる瞬間。☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
そして明日からもくさや中毒は続くのだ。

※食べたらすぐに歯磨きとマウスウォッシュするべし。服はファブリーズ系を。
発酵食品なので身体にはいいが
デート前は男も女も避けるべし。(T∀T;)


 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹


DATA)
商品名:くさや
生産地:伊豆諸島
備考:くさやは、新鮮なムロアジ、トビウオ、シイラなどの魚を使用した干物。

ナポリタンが食べたいときは……

$
0
0


無性にナポリタンが食べたくなることがある。

いろんなパスタあるけれど
どうしても食べたくなるのが
トマトケチャップたっぷりの
ナポリタン。



どーしてこのナポリタンが食べたくなるのだろう。

ナポリタンは日本が発祥だということは
有名なお話d( ̄  ̄)。

ナポリの料理スパゲティナポレターナを模倣して日本で独自進化したパスタ料理だ。

スパゲッティにベーコンにタマネギ、ピーマン、トマトといった具材にトマトケチャップを絡めて作るのがスタンダード。
小さい頃はピーマンが苦手でばれないようにどけていた思い出が(⌒-⌒; )。
もちろんばれていたけれど。

トマトケチャップを用いる方法は戦後、アメリカ進駐軍が軍食としていたという記録もあるそうだ。



ナポリタンオンリーもいいけど
付け合わせのナポリタンもいい。
主役じゃないのに
見事に個性あふれる存在だ。


素朴な味のナポリタン。
誰でも作れるナポリタン。
でも!? 美味しいナポリタンに出会えるのは砂漠のなかの金の粒を見つけるようなものである。

ここも違う
ここも違うと食べ歩いて、数年前に見つけたのが赤羽の洋食 いしだ 。




洋食が食べたくなると
まずはここを目指す。
ナポリタンもケチャップは濃すぎず薄すぎないベストバランス。
具の味もしっかり染み込んで、
油具合もばっちり! つるうるっと喉億に消えていく。

付け合わせでもつい!
「おかわり」といってしまう味だ。

具材も日によって変わるが
今回はマッシュルームがいっぱい*\(^o^)/*

口の周りをケチャップだらけに
モグモグしてたら
お父さんに笑われた。

いつお邪魔しても変わらないこのナポリタン。

あのオレンジ輝くパスタが
食いしん坊を呼んでいる。


ナ、ナポリタン……食べたああい。




 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹



撮影協力:洋食 いしだ

パンダも大好き!? 笹の焼酎

$
0
0
酒好き
食べるの好き
パンダ好き

それがgon麹である。



「こんなのあるよ」と教えてもらったのがな!なんと笹焼酎の“パンダのまんま”。

長野県佐久市の芙蓉酒造で作られている
いわゆる変わり種の焼酎である。

この笹焼酎。
佐久市でも買えるが
パンダでのいる上野動物園でも、中華街でも購入可能だ。


味は……うん(^_^;) さ、爽やかな草というか笹というか、柏餅の葉っぱのような感じ。

原料には米、米麹、そして二次仕込みに熊笹を使っている。
野山に群生している熊笹の香りを想像するとわかりやすい。

とにかく……爽やかでトゥルっとした口当たりだ。


飲み方としては
ロックとかソーダー割りがおすすめ。

ラベルや箱のデザインのパンダの絵はキュート。箱のパッケージにはシッポもついている。


パンダ好きの呑み助へのプレゼントはもちろん、ちょっとしたイベントに持ち込めば話題になることは間違いなし。


もしかして……パンダも笹を食べつつこの焼酎も飲んでるのかも*^*?と考えてみるのも一興である。

むしゃむしゃと食欲旺盛なパンダが食べる笹の葉を味わいたいなら
まずこの笹焼酎でお試しあれ( ̄▽ ̄)b。

 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

DATA)
商品名: パンダのまんま
発売所:芙蓉酒造
容量:720ml
価格:1230円

眺めているだけで味も記憶も色濃く深く甦る……旨き子ら

$
0
0
仕事の合間
本棚に目をやると見えるのは……



焼酎(笑)。
鹿児島県の阿久根市の大石酒造さんの子で“鶴見”と“莫祢氏”。
兜釜蒸留で生まれた子達だ。

焼酎は日本酒と違って蒸留されて作られる。
焼酎用語の蒸留とはー液体を熱し気化させ、その気体を冷やし再び液体にする工程のこと。
一度気化することで、不純物が除かれ100%純粋な液体ができあがる。

焼酎蔵にいくと、L字が横たわったような形や鶴の首のような形をした蒸留機がある。
(もちろん俵のようなドラム形のものもあります)


(こちらの蒸留期は八千代伝を醸す八千代伝酒造さんの蒸留機です)

蒸留中、周りの空気はものすごく熱く、造りの蔵人は汗まみれ。
夏の終わりから初冬までその状態は続きます。

さて、蒸留。
うちの本棚にある兜釜蒸留“鶴見”と“莫祢氏”は芋焼酎ファンのなかでも
熱狂信者も多く、自分もそのひとり。

“鶴見”と“莫祢氏”の原料は地元産の白豊(さつまいも)。白麹造り。
芋の優しい味わいのなかに濃厚な芋の甘さが丁寧に溶け合い、
ストレートで飲むと一瞬、芋の100%果実酒を飲んでいるような感覚になる。

兜釜という蒸留とは明治時代まで焼酎の蒸留に用いられていた伝統的な蒸留方法。
手間ひまがものすごくかかるうえ、今の蒸留機が主流になってから、ひとつ、またひとつと日本の焼酎蔵から姿を消した。
その幻となったその兜釜を復活させたのが五代目大石啓元氏こと大石のおとうさんである。

実際に兜釜を見せてもらったのはちょっと狂ったようになっていた焼酎ブームの時代。
もう10数年前にもなる。
あの頃、焼酎の“し”の字もきちんと理解していなかった。
今考えるとなんて惜しいことをしているのだ〜と頭ポコポコ叩きたくなる気分である。

この兜釜。
鉄の釜の周りに檜の木桶を組み立てるところからはじまる。
釜のなかに醪をいれ、蒸留しはじめるのだが、もちろん、そこには大石のおとうさんがこだわった
兜釜の秘密があるのだ。

冷却されてでてくる液体は純度100%。
そのうえ、木桶の香りがほんのりと焼酎のなかに溶けており、“鶴見”と“莫祢氏”を飲んだとき
余韻に感じる艶っぽく上品な風味は檜の木桶の香りだということがわかる。

兜釜蒸留は今でも東南アジアの山岳地帯では現役。
一度でいい、この目で現地の蒸留を見てみたいもの。

とにかく通常の蒸留より手間ひまがかかるので、
そのぶん、香味豊かな個性のある子になるのである。

なんでこれをここに置いてあるの? と聞かれることも多い。
一応、飲みたいときに飲めるからと答えるが、
ここに置いてからもう1年以上。まだ手をつけていない。

ただのオブジェ化しているけれど、この2人を眺めるたびに
10数年前に御邪魔した大石のおとうさんの蔵の記憶が鮮やかに甦るのである。
とはいえ、またそろそろ、御邪魔したい気持ちが疼くのも本音。
この子達をポケットにいれ、ふらり酎ナフキンで阿久根市を彷徨ってみるのも……悪くないか♪

旨き酒  愛でて飲んで  楽しく酔える  故郷浮かぶ  愛しき子らよ  (おそまつ)。


 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹


DATA)
商品名:古式兜釜蒸留 鶴見 & 古式兜釜蒸留 莫祢氏
蔵元  :大石酒造
備考:毛筆のラベルの文字がのびのびとしており、おいしい子を飲んでまるで踊っている呑み助に見えるはご愛嬌♪(自分の視感ですので、あしからず)。

初夏の風物詩  夜光杯でシュワッと黒糖

$
0
0
中国、ウルムチから敦煌の地域を旅したことがある。
莫高窟に向かうために。

西遊記で有名な鳴沙山を眺めたとき、
ふと、この詩が浮かんだ。

葡萄美酒夜光杯 欲飲琵琶馬上催  酔臥沙場君莫笑 古来征戦幾人回 。
(葡萄の美酒 夜光の杯 飲んと欲すれば 琵琶馬上にうながす
  酔うて沙上に臥す 君 笑うことなかれ 古来 征戦 幾人か かえる )

周囲は砂漠が広がっている。
日本と比べたら不毛地帯といってもいいだろう。
でもそこに住んでいる人は山から流れてくる雪解け水の水脈を上手に利用して
果実や作物を育てていた。

目をひいたのは葡萄だ。
詩にもあるようにこの地は葡萄酒の産地でもある。

古より旅人の喉を潤わしてきていたのだろう。
現地で深緑の盃でワインを飲んだ。
夜光杯だと店主は教えてくれた。
深い瑠璃色の石の盃。石でありながら、薄く削られ、力をいれるとパリンと割れそうな華奢さ。
厚みが薄いぶん、飲んでいるワインの滑らかさが盃からしっかりと唇に伝わる。



夜光杯は中国甘粛省酒泉の特産の一つ。
玉から作られる。
東方朔の『海内十洲記』、「鳳麟洲」にも記載されており、
西周の時代に既に中国の政権への献上品であったこともわかっている。
本当に薄く、脆いため、運ぶときによく割れていたそうだ。
今は薄い杯を保護するものはたくさんあるし、道々を歩む険しい道のりを通らず、空輸できるので、
中国外へ持ち出すことも簡単にできるようになった。

敦煌の地で夜光杯をみたとき、あまりの美しさにみとれてしまい、
ついつい、手にいれようと現地の玉の店を探して、手にいれたのが、うちにある夜光杯である。

なかなか使うことがないが、春から夏のこの時期になると
自然と手が伸びる。

夜光杯の玉は時代によって生産地が異なる。
そして色も墨玉、碧玉、黄玉に分類され
夜光杯の紋様は全て自然のもの。
墨玉の墨黒は漆のような迫力があり、
碧玉の碧緑は鮮やかな翠のような美しさをもち、
黄玉は白くなり、まるで羊毛や摘みたての綿毛のような白さが特徴的だ。

うちにある夜光杯は碧色。
黒っぽい模様はまるで鍾乳洞の中のような迫力があり、向こうが透けてみえる薄さは故郷の海のような色合い。
薄くて、爪でツンツンしても、プラスチックのような音がするが、きちんと玉。
高温や低温に耐え、
熱い湯や酒を注いでも、キンキンに冷えた水や氷をいれても割れることはない。
(落としたり、ぶつけたりしないかぎり)

今の時期、この夜光杯で飲むのは黒糖焼酎の炭酸割りだ。
今回は奄美大島の奄美開運酒造の“れんと”。
“れんと”とは音楽記号でゆるやかにという意味をもつ。
蔵の貯蔵場所では、黒糖焼酎にクラシックを聴かせているのは有名だ。

女性ファンも多い“れんと”。
久しぶりに飲むけど、飲みやすい。
炭酸割りにするとさらにくぃっといける。
黒糖の塊を齧りながら、黒糖の炭酸割り。
夏に向けて暑くなる季節……涼を感じるために
夜光杯で黒糖焼酎という時間が続きそうだ。

 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹


Viewing all 203 articles
Browse latest View live