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Channel: ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>
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庄内地方の冬の味「塩納豆」

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山形県庄内の冬の伝統食の一つ。
塩納豆。






塩納豆には納豆に麹、昆布、塩と栄養豊富だと、様々なメディアで取り上げられている。

塩納豆がつくられるようになったのは日本三大急流のひとつ、最上川が関係している。





最上川が流れる庄内地域と最上地域の一部の地域では昔から納豆の生産が盛んだった。
郷土料理としても庄内地域の「塩納豆」、最上地域の「納豆汁」と有名だ。

米どころ庄内平野は誰もが食べると「うまい」と絶賛する庄内米の産地。
昔から米作りが盛んで、これは最上川を源流とする河川から運ばれた肥沃な土壌の恩恵によって稲が元気に成長する。



米とともに植えられたのが大豆だ。
なぜ大豆が生産されたかというと、稲の田んぼの畦を強くするため、畦に大豆をまいた。
大豆の根がしっかりと畦にはぜ混んで、さらに水田と水田との間に土を盛り上げることで大豆の苗が防風林の役目をしつつ、外に田の水が流れないように考えられた。

大豆は梅雨時期に成長し、秋になると収穫。米の成長とほぼ同時進行なのである。

収穫された大豆は、晩秋から冬の保存食になり、各家庭で大豆で味噌や醤油、納豆を作っていた。

納豆は味噌や醤油に比べ日持ちしないため、納豆に塩を混ぜて保存が利くようにしたところ、これがこの上ない味わいとなり、ここに塩漬けにした納豆「塩納豆」が誕生したのである。

各家庭で工夫し昆布や米麹などを入れることでより食べやすくするアレンジが施され、今の形となった。





トロッとした米麹の粒のやわらかさはまるで甘酒。まろやかな塩味にほのかな甘みが漂い、昆布の旨みもしっかり広がる。炊き立て御飯にかけるとズルズルっと箸がすすむ。パスタなどの具にもいいψ(`∇´)ψ。ずぼらに最高の食材。
あっという間になくなる。

でも大丈夫。
「どこでも作れる」と、
つくり方を教えてもらった。

材料は納豆1パック。
塩こうじを大さじ2杯。
カツオ出汁。ここはめんつゆでもいい。これを小さじ2杯。
昆布をひとつまみ。
水を20cc。

つくり方は納豆に塩こうじ、カツオだしと水を容器に入れ混ぜる。
昆布は、はさみで細かく切ってから混ぜると粘り気がでる。
これを冷蔵庫で1日寝かせて完成。
2~3週間程度で食べきること。


 
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