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Channel: ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>
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神道(かみみち)に出会って

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神道(かみみち)と言うのをご存知だろうか。奄美群島の島々にはそれぞれ神道が存在する。一見、獣道のようだったり、家の裏道だったり、家と家の間の路地だったり。島の集落はほぼ、山を背に海に面してある。背後の山は神山(かみやま)と呼ばれ、島を守るテルコ神(山神)とナルコ神(海神)がいらっしゃるという。
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海の彼方にはネリヤカナヤ、神々が住む豊穣の世界があり、そこから神が来る島、来た神の姿が立神とされる。神のおられる山と豊穣の神の世界の海の間で人は生まれ、日々生活を過ごす。古より自然の恩恵と神に守られたことに感謝してきた。各集落にはミャーやトネヤ、アシャゲと言われる祭祀場がある。祭りの日、山と海、それぞれから神道を通って神が島にやってくる。神をお迎えし、もてなし、そしてお戻りになるまで人は神のためにつくす。そんな神道は集落ごとにあり、島人は一番大事に、そして清潔さと綺麗さを心がけている。今は記憶が薄くなった神道もあるとか。だからこそ、集落の人は住んでいる場所を常に美しさ、清潔さを保ち、神への想いを忘れない。
 ↑お手すきの時にでも、ぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

PS:神道は人は普通に通ることができる。静かに心を解放して神さまの息吹を感じて。ちなみに、神道を歩む時は、後ろを振り返らないこと。神様が後ろから来られているかもしれないので。神の顔を見るのはご無礼に当たる。

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