「おめでとうございます」
本日、何度挨拶しただろう。
きっと多くの日本人が笑顔で挨拶したに違いない。
20年に1度社殿を建て替える伊勢神宮の式年遷宮のなか、
28番目の神事、「遷御の儀」が昨夜、内宮で行われた。
13時から一般人が内宮の神苑への入場が禁止され、
20時。天照大神が旧正殿から新正殿に移られる時刻になると
灯籠の明かりなどが全て落とされる。
天の岩戸の故事にならい、神職が鶏の鳴き声をまね
「カケコー」「カケコー」「カケコー」と3度唱える「鶏鳴三声」を合図に遷御儀式が始まった。
遷御の儀に使われる明かりは提灯と松明のみ。
そのため内宮は厳粛な雰囲気となる。
この光景は式年遷宮が始まってから変わりない光景。
古の先人も現代の人も同じ光景を目にしていることとなる。
勅使が「出御」を3度告げ、旧正殿が遷御の列が出発。
新正殿までの距離は400m。
この距離をゆっくり静かに松明と提灯の明かりが歩む。
御大祭神である天照大神は大宮司・少宮司らが「仮御樋代・仮御船代」に収められたご神体「八咫鏡」として運ばれた。
その「八咫鏡」はしっかりと絹の幕で覆われ、誰も目にすることはできない。
目にすることはできないが、絹の幕の中、すぐそこに天照大神がいらっしゃると存在を
誰もが本能という感覚で感じ取れたはずだろう。
20時からはじまった「遷御の儀」は1時間ほどで終了。
無事、内宮の遷宮は完了した。
そして本日、朝6時から、内宮、新正殿では祭祀がはじまる。
遷御の後の最初の行事、神様に食事を捧げる「大御饌」が行われたのだ。
365日、伊勢神宮は祭祀が毎日行われている。
日本神話の世界が生き続けている、まさに神の住まう地。
日本人が誇る、心の聖地であり、故郷なのである。
内宮の「遷御の儀」の次は外宮。それは5日の夜となる。
無事、天照さんのお引っ越しされたということで、やはりここはお祝い酒といかねば。
とりあえず、「おめでとうございます」という感謝の心と「常若」の心をもって。
日本人として新たなる生命を吹き込んでいただけたことに「乾杯」。
※内宮の「遷御の儀」の写真はテレビ放映の画面を撮影したものです。
実際の撮影は許可をいただいた人が決まった場所でしか撮影できません。
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹
本日、何度挨拶しただろう。
きっと多くの日本人が笑顔で挨拶したに違いない。
20年に1度社殿を建て替える伊勢神宮の式年遷宮のなか、
28番目の神事、「遷御の儀」が昨夜、内宮で行われた。
13時から一般人が内宮の神苑への入場が禁止され、
20時。天照大神が旧正殿から新正殿に移られる時刻になると
灯籠の明かりなどが全て落とされる。
天の岩戸の故事にならい、神職が鶏の鳴き声をまね
「カケコー」「カケコー」「カケコー」と3度唱える「鶏鳴三声」を合図に遷御儀式が始まった。
遷御の儀に使われる明かりは提灯と松明のみ。
そのため内宮は厳粛な雰囲気となる。
この光景は式年遷宮が始まってから変わりない光景。
古の先人も現代の人も同じ光景を目にしていることとなる。
勅使が「出御」を3度告げ、旧正殿が遷御の列が出発。
新正殿までの距離は400m。
この距離をゆっくり静かに松明と提灯の明かりが歩む。
御大祭神である天照大神は大宮司・少宮司らが「仮御樋代・仮御船代」に収められたご神体「八咫鏡」として運ばれた。
その「八咫鏡」はしっかりと絹の幕で覆われ、誰も目にすることはできない。
目にすることはできないが、絹の幕の中、すぐそこに天照大神がいらっしゃると存在を
誰もが本能という感覚で感じ取れたはずだろう。
20時からはじまった「遷御の儀」は1時間ほどで終了。
無事、内宮の遷宮は完了した。
そして本日、朝6時から、内宮、新正殿では祭祀がはじまる。
遷御の後の最初の行事、神様に食事を捧げる「大御饌」が行われたのだ。
365日、伊勢神宮は祭祀が毎日行われている。
日本神話の世界が生き続けている、まさに神の住まう地。
日本人が誇る、心の聖地であり、故郷なのである。
内宮の「遷御の儀」の次は外宮。それは5日の夜となる。
無事、天照さんのお引っ越しされたということで、やはりここはお祝い酒といかねば。
とりあえず、「おめでとうございます」という感謝の心と「常若」の心をもって。
日本人として新たなる生命を吹き込んでいただけたことに「乾杯」。
※内宮の「遷御の儀」の写真はテレビ放映の画面を撮影したものです。
実際の撮影は許可をいただいた人が決まった場所でしか撮影できません。
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹