昨年からか?いやもう少し前か?
雑誌やテレビ、様々な媒体で‘日本酒’を紹介している記事をよく目にすることになった。
それだけ注目されているということなのか、はたまた記事などをみて注目されはじめたというべきか。
卵が先か鶏が先かの話になりそうなので、そんなことはどうでもいい。
とにかく日本酒が注目されているのは確かである。
都内でも日本酒を取り扱う店舗が増え、窓際や外に日本酒の一升瓶がずらりと並んでいる光景を見かける。もちろん、中身がはいっているものを置いている〜なあんてことはないだろう(笑)。
そんな店舗ができたのを知っては、
呑み助を誘って出かけたり、一人でふらりと立ち寄ったりする。
さてそんな行動に拍車をかけてくれる雑誌が今、コンビニや本屋で発売中だ。
マガジンハウスの『Hanako』の別冊、『FOR MEN』だ。確か1年前も日本酒特集をしていた記憶がある。前回とどう変わったのかなあと思いつつ、ぱらぱらめくると、見知った顔がちらほら。
こうなると、もう心は購入決定だ。
タイトルは『モテる日本酒。』 日本酒を飲むとモテるのか!?と思いそうだが、
どっこい、酒呑みが好きで好きでしかたない、モテモテの日本酒をいくつか紹介している。
日本人が日本酒好きというのは理解できるが、もはや日本酒は日本だけのものではなく
世界中から愛されはじめた、注目をあびはじめた存在となった。
この勢いはワインという飲物が世界中に広まった流れに通じるものではないだろうか。
さて『FOR MEN』。
今回、呑むなら知るべし。というコーナーで太田和彦さんのエッセイを何度も読み返している。
ふふふと笑ったり、ふむふむとうなづいたり。
さすが、酒呑みという生物をよく知ってらっしゃるー、呑み助大先輩だ。
本文のなかにこういう一説がある。
居酒屋にも格があり、流儀のしっかりした居酒屋がある。
そう、居酒屋には格がある。
ただ騒いで呑んで、写メとってーというのがどこでも許されるものではない。
この格が難しい、怖いという人がいる。
難しいのは当然だ。怖いというのも当然である。
だって、そこは他人様の家なのだから。
店の扉は玄関。そこの女将や亭主はそこの主。
ルールがあるのである。
怖いとか、難しいとわかっているだけ、まだいいほうだ。
それさえ感じず、周りは関係なく、ただ自己中に動くという人も少なからずいる。
それはある意味、失礼であり、ちょっと前の略語でいえば、KY、空気が読めないということ。
もちろん居酒屋は美味しく過ごすところである。
全てルールや格ということでギスギスと神経を張りつめなくていい。
そんなことしたら、せっかくの食事も酒も美味しくなくなる。
え? さっきといっていることと矛盾しているんじゃないって?
いやいや、矛盾じゃない。
楽しむためにルールがあり、格があるのだ。
太田和彦さんが格のある居酒屋での過ごし方のコツを紹介してくれている。
詳しくはここで記載しないので、ぜひとも『FOR MEN』を手にとってご覧いただきたい。
それはなるほどと誰もが思うことだろうし、昔、両親や大人に礼儀を学んだことと通じるものでもあるから。
そしてこのエッセイのなかで一番共感を得たのは、外飲みをする理由である。
〜酒が好きなだけなら、自分で買って家で飲んでいればいい。わざわざ居酒屋に行くのは〜
この部分は思わず「そのとおり!」と声をだしてしまった。
まっこと、呑み助というのは正直で天の邪鬼な生き物。
太田和彦さんもしかり、gon麹もしかり。周りの呑み助もまたしかりである。
マガジンハウスより発売中の『FOR MEN』。600円で、太田和彦さんのエッセイも含め、特集された全ての頁。酒呑みはもちろん、酒呑みでなくても楽しめる内容ばかりなので、ぜひ。
寒くなった季節、湯気のあがるお供に酔い一冊だ。
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹
雑誌やテレビ、様々な媒体で‘日本酒’を紹介している記事をよく目にすることになった。
それだけ注目されているということなのか、はたまた記事などをみて注目されはじめたというべきか。
卵が先か鶏が先かの話になりそうなので、そんなことはどうでもいい。
とにかく日本酒が注目されているのは確かである。
都内でも日本酒を取り扱う店舗が増え、窓際や外に日本酒の一升瓶がずらりと並んでいる光景を見かける。もちろん、中身がはいっているものを置いている〜なあんてことはないだろう(笑)。
そんな店舗ができたのを知っては、
呑み助を誘って出かけたり、一人でふらりと立ち寄ったりする。
さてそんな行動に拍車をかけてくれる雑誌が今、コンビニや本屋で発売中だ。
マガジンハウスの『Hanako』の別冊、『FOR MEN』だ。確か1年前も日本酒特集をしていた記憶がある。前回とどう変わったのかなあと思いつつ、ぱらぱらめくると、見知った顔がちらほら。
こうなると、もう心は購入決定だ。
タイトルは『モテる日本酒。』 日本酒を飲むとモテるのか!?と思いそうだが、
どっこい、酒呑みが好きで好きでしかたない、モテモテの日本酒をいくつか紹介している。
日本人が日本酒好きというのは理解できるが、もはや日本酒は日本だけのものではなく
世界中から愛されはじめた、注目をあびはじめた存在となった。
この勢いはワインという飲物が世界中に広まった流れに通じるものではないだろうか。
さて『FOR MEN』。
今回、呑むなら知るべし。というコーナーで太田和彦さんのエッセイを何度も読み返している。
ふふふと笑ったり、ふむふむとうなづいたり。
さすが、酒呑みという生物をよく知ってらっしゃるー、呑み助大先輩だ。
本文のなかにこういう一説がある。
居酒屋にも格があり、流儀のしっかりした居酒屋がある。
そう、居酒屋には格がある。
ただ騒いで呑んで、写メとってーというのがどこでも許されるものではない。
この格が難しい、怖いという人がいる。
難しいのは当然だ。怖いというのも当然である。
だって、そこは他人様の家なのだから。
店の扉は玄関。そこの女将や亭主はそこの主。
ルールがあるのである。
怖いとか、難しいとわかっているだけ、まだいいほうだ。
それさえ感じず、周りは関係なく、ただ自己中に動くという人も少なからずいる。
それはある意味、失礼であり、ちょっと前の略語でいえば、KY、空気が読めないということ。
もちろん居酒屋は美味しく過ごすところである。
全てルールや格ということでギスギスと神経を張りつめなくていい。
そんなことしたら、せっかくの食事も酒も美味しくなくなる。
え? さっきといっていることと矛盾しているんじゃないって?
いやいや、矛盾じゃない。
楽しむためにルールがあり、格があるのだ。
太田和彦さんが格のある居酒屋での過ごし方のコツを紹介してくれている。
詳しくはここで記載しないので、ぜひとも『FOR MEN』を手にとってご覧いただきたい。
それはなるほどと誰もが思うことだろうし、昔、両親や大人に礼儀を学んだことと通じるものでもあるから。
そしてこのエッセイのなかで一番共感を得たのは、外飲みをする理由である。
〜酒が好きなだけなら、自分で買って家で飲んでいればいい。わざわざ居酒屋に行くのは〜
この部分は思わず「そのとおり!」と声をだしてしまった。
まっこと、呑み助というのは正直で天の邪鬼な生き物。
太田和彦さんもしかり、gon麹もしかり。周りの呑み助もまたしかりである。
マガジンハウスより発売中の『FOR MEN』。600円で、太田和彦さんのエッセイも含め、特集された全ての頁。酒呑みはもちろん、酒呑みでなくても楽しめる内容ばかりなので、ぜひ。
寒くなった季節、湯気のあがるお供に酔い一冊だ。
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