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Channel: ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>
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梅雨に育つ旨し味

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今日は雑節の入梅。
毎日降る雨も農業や林業にとって大事なことであり、
江戸時代、暦の上に入梅が設けられた。
昔から日本人は自然と共にあり、自然の移り変わりに敏感だった。
そのことは食材1つにもいえる。

流通の発展や冷蔵、冷凍、ハウス技術の向上により、
365日、様々な食材や地方の味を口にすることができるようになった。
食いしん坊にとってそれはありがたいことだが、
どんな人でもやはり、季節のものを目の前にすると、思わず笑みが浮かぶくらい、
旬のものは心を豊かにしてくれるのである。

さて、今回、そろそろ“鱧”が食べたくなってきた。
鱧というと祇園祭の京都や天神祭りの大坂と関西の印象が強いが、
これは旬の鱧の前半。
梅雨の水を飲んで育つといわれている鱧で、
サッパリとした味わいだ。

梅雨は始まったばかりだが、どうにもこうにも鱧が食べたいと食いしん坊レーダーがグルグルまわって
落ち着かない。
こういうときは我慢<食い気の方程式に従うのみである。



今回オーダーしたのは鱧の天ぷら。
サクサクっとちょっぴり骨っぽさ!?の食感こそ
欲していた鱧である。
塩とすだちのみの味付けで。
口の中でさっばりした味わいが広がるなか、
丁寧に骨切りされた身がまるで生きているような感じで泳ぎだす…店
ふわふわっと、とろけるような柔らかさは
まさに夏の王者だ。



鱧には骨の育成をするコンドロイチン硫酸、DHA、EPAなど豊富に含まれており、
細胞の健康を保つために数多くの重要な働きをしてくれる。
なかでもコンドロイチン硫酸は、コラーゲンとともに体内の結合組織を形づくる大事な栄養素。
組織に保水力や弾力性を与え、栄養分の消化吸収や代謝を促してくれる効能がある。

この効能! 肌の健康維持はもちろん、アンチエイジングにも効果覿面。
さらに目の角膜や水晶体の透明度の維持など、視力の強化や保護、
体の関節の動きからじん帯の弾力維持にも必要な栄養素なのだ。

また、カルシウムの代謝の代謝に関わることで、
骨の成長をうながし骨粗鬆症予防、
そして血中のコレステロールや過酸化脂質の除去など、動脈硬化や高血圧を予防してくれる。
まさにミラクルパワーの栄養素でもある。

腰痛に最近苦しむ自分にとってはまさに季節の恵みであり、
自然からの贈り物。
アンチエイジングも骨の育成、成人病の予防など、見逃せない要素がいっぱいだ。
さらに鱧は小骨を骨切りして、そのまま食べるので、カルシウムも他の食材より
とりやすいのもありがたい。

ちょっぴりフライング!?かもしれないけれど、
やはり鱧はいい。
鱧を食べると湿気でへたりそうでも
鱧切りのシャキシャキ音のようにシャッキリできそうだ。

やはり季節ものは元気になれる、元気をくれる。
自然の四季の移り変わりと共に歩んでいる日本はまだまだ捨てたもんじゃない。

 
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撮影協力:佐竹





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