Quantcast
Channel: ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>
Viewing all articles
Browse latest Browse all 203

地域活性化のために生まれた期間限定! 沖縄ファミマ『春雨』

$
0
0
たぶん売り切れである。
でもあえてBlogに載せるのは
( ̄▽ ̄)v GETしたから(鬼)。

沖縄といえば泡盛王国。
50弱の泡盛蔵が点在している。

泡盛は度数が高いと敬遠されがちだが
泡盛の正しい飲み方は基本、水割り。

酒強しの島んちゅうが飲んでいる泡盛は
ほぼ水割りなのである。

さてたくさんある泡盛。
それぞれの性格があり
飲み比べしてみると面白いが

なかでもGon麹がオススメするのが
宮里酒造所の『春雨』。

那覇市内、小緑にある赤瓦の蔵は365日稼働。
ここで生まれてくる子は全て『春雨』という。

春雨の由来は『春は希望、雨は恵み』。

戦争で悲惨な地上戦で全てを失った沖縄。
そんな沖縄でも自然と季節だけは必ず沖縄にやってきて、
大地と人の心を癒してくれた。
そんな自然のなかで泡盛を作ることで
沖縄の地に希望と恵みが多く訪れてほしいという願いがこめられている。


※ファミリーマート(沖縄)で春雨発見!?

宮里酒造の現在の蔵元は宮里徹さん。
宮里さんの緻密な計算で生まれる『春雨』は
いままでの泡盛の常識を覆すような子で、
酒造業界が驚いたのは有名なお話。
なんども試行錯誤をし、たくさんの独自のデータを作り、修練。
そしていつも挑戦し続けているのだ。

生産量よりも酒質にこだわり、
宮里さんを含め数名の従業員で醸す泡盛は年間の小売量がわずか。
出来上がった泡盛は1年以上寝かし、浮き出た油分を丁寧に手作業で掬う。
このひと手間が熟練した経験、そして宮里さんの勘を生かした微妙なさじ加減となり、
泡盛ながら、臭みをほぼ感じない上品な香りの『春雨』が生まれている。

この飲みやすく味わい深し『春雨』はたちまち評判となり、
全国から問い合わせが殺到。

注文の電話が増えても、やはり石高数を増やさず
酒質を損なわずという宮里酒造の姿勢は
ますます呑み助の心をかき立てるものに。

その結果、『春雨』は地元、沖縄で見つけることが難しい銘柄になってしまった。
※飲食店などで飲むことはできます(入荷しているところは)。

「これではいけないとも思ったのですけれど、人手も蔵の規模も限界があるので、増やすことができない。それが無念です」

そんなとき、大手チェーンコンビニエンスストアー、ファミリーマートさんから「沖縄のファミリーマートに春雨をおろしてほしい」という依頼がはいる。

初めは無理だとつっぱねていた宮里さん。
すると沖縄ファミリーマートの重鎮が蔵まで何度も通いはじめたという。
いわゆる、春雨三顧の礼。

コンビニエンスストアーというと地元に特化したものも多く、
沖縄ではもちろん泡盛コーナーがあった。
しかし、泡盛の売れ行きがよくなく、各店舗から泡盛コーナーを止めたいという話が多く
沖縄本部のほうにあがっていたそうだ。
沖縄のコンビニで泡盛がなくなる。
それはまさに土地のアイデンティティーが消えはじめるということになる。(大げさだけど)。
それは困るということで、泡盛のなかでも人気が高い『春雨』の力を借りようとしたそうだ。

酒質を落とすことはできない。
なにより、新たに量を増やすこともできない。
悩みつつも、宮里さんはコンビニをいくつも周り、
泡盛コーナーの状態を調査すること数ヶ月。

期間限定なら、OK。 売り切れても出荷数を増やすことはしない
という条件で、
一昨年より期間限定の沖縄ファミリーマートとコラボした『春雨』ができたのである。




種類は2つ。(今年の限定コラボ内容)

1つは『春雨』(グリーンラベル)。25度で360ml。
こちらはお湯割りにぴったりの子である。
泡盛でお湯割り!?と思うかもしれないが、
温めた分、素材の旨さが花開き、ほどよいゆるゆるさが楽しめる子だ。

もう1つは『春雨』ピンクのボトル。アルコール度数は15度で500ml。
三角すいのボトルの形がユニークで、まずは見た目に興味がわくだろう。
ピンクの瓶というのもキュート。
ジャケ買い派だと、つい手にとってしまいそうな雰囲気をもっている。
この子は冷蔵庫で冷やし、そのまま飲めるので、
ビール代わりの1杯によし。

『春雨』の泡盛コーナー出荷の結果、
なんと泡盛コーナーの泡盛の売れ行きはなんと右肩あがり。
酒好きの観光客がファミリーマートで『春雨』をみつけ、購入することで、
他の泡盛にも目が向きはじめ、泡盛全体が少しずつでも売れているらしい。

まさに神様、仏様、春雨様である。

実際、Gon麹もファミリーマートで『春雨』をみつけた瞬間、
なんで、ここに春雨があるんだ? としばらく呆然と見ていた。
もちろんすぐに手にとりレジに向かったのは言うまでもない。




地域限定、期間限定なので、この2種類の『春雨』を飲みたいのならば、
ぜひ沖縄へ。
ちなみに、今年の分はそろそろ売り切れ模様という話は
つい先日、宮里さんにお聞きしたばかりなので、あしからず。

GETできた人はラッキー♪
惜しくもGETできなかった方は来年是非♪

※『春雨』見つけても買い占めだけはやめましょう。ひとりでも多くの人に楽しんでもらう、そんな呑み助心もちましょう。


 
↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹














Viewing all articles
Browse latest Browse all 203

Trending Articles