Quantcast
Channel: ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>
Viewing all 203 articles
Browse latest View live

高級なるものとして世界に羽ばたく!ドリームちゅんちゅん♩

$
0
0
日本酒、焼酎などいつも思うのは価格が安いということである。
呑み助にとって安いのは、大変ありがたいことだが、
造りはもちろん、材料などの調達、機器や道具のメンテ、そして生み出すための費やす時間などを考えると
どう考えても安すぎる。


お手頃な価格のものもあってしかるべきながら、
きちんとお酒そのものの価値を反映させた値段にすべきだと
呑み助たちは思っているだろう。(とはいえ、呑みたいから高すぎると手が出ないのだが)。


さて、そんなことを思っていると
酒友が「こんなお酒がありますよ」と飲ませてくれたのがある。
750mlで88,000円(税別)。その名は『夢雀』。
むじゃくと読むこの子は山口県、岩国の堀江酒場で生まれた。
イセヒカリ*小目の米を18%まで磨いた生酛造りの純米大吟醸。
この子が生まれたきっかけは山口県のとある女性創業支援事業だったそうだ。


アルコール度数は16度。
フルーティーさを持ちつつも、常温に置いて温度が上がるたびに、芳醇な味わいが増して、口の中で羽ばたくようで、
感動が何度も覚える。




c0059278_10284520.jpg
一見、日本酒だと知らされず、ワイングラスで出されたら、
「飲みやすく大好きな白ワインタイプ」と勘違いしそうなほどの果実感は
イセヒカリというお米の未知なる世界を知らしめてくれた。


限定1000本という中の1本に巡り合えたこの奇跡。
フランスや香港、アラブ首長国連邦のドバイでも取り扱っているそうで、
世界に羽ばたく日本酒といえよう。
ちなみにドバイではさらなる高額価格で取引されているようである。
彼の国では絶対飲めない(汗)。


とにかく日本の酒は価格が安い。
安くつけるのが慎ましい、謙虚であるという観念があるからかもしれないが、
外国だとこうはならない。
安い=その安さに値するものという考えが主流だろう。
島国ならではの感覚はまさにガラパゴスにて。
外国に出て行くならば、それなりの外国仕様にすべきなのである。


国内でも蔵元の試飲即売会などを手伝いとき、
2つの傾向を必ず目にする。
呑み助などが多く訪れる酒コーナーでは
味も香りも好みのものをしっかりと吟味し、試飲してピンときたものを購入する。
その時、決して値の張るものに手を出す人は少ない。


それとは反対に
IやM、TやMなどの高級志向のデパートの酒コーナーでは
「一番高いものはどれ?」「それは幾らくらいのもの?」とたずねられることが多い。
もちろん、贈答用のものを求めるための質問なのだが、
美味しいからと押したい銘柄も、そのお客さんが納得する価格よりも低くて、
「それじゃ、ダメなの。1万以上はしないと」「2万以上」という答えが返ってくる。
まさに需要と供給がここにない。
もちろん、その価格がついている銘酒も多い。
それを教えると、嬉しそうに購入していかれる。
その時思う。
どの酒も各蔵元がこだわって、心血注いで造り出した子であるのだから、
そのこだわりに匹敵する価格で売り出してもいいのではないかと。


だからと言って高値をすぐにつけよう!というのはどうかとも思うが、
この『夢雀』のように
はじめから購入層を決め、造った後の流れもきちんと計画立て、高級酒を生み出したことは
これからの世界に羽ばたく日本酒のあり方ではないだろうか。

1本88,000円。
確かにおいそれとは手が出ない子である。
が、間違いなく、こういう世界は日本の酒にあるべきであり、日本の誇りであろう。
ちなみに酒友は夢雀を「ドリームちゅんちゅん」と名付けていた。まさにドリーム!(笑)。


百花繚乱の日本のお酒。
日本酒に焼酎とこうもまあ、タイプの違うお酒がランデブーする国は島国日本ならではの文化。
この国に生まれて本当に良かったと思う日々である。





*イセヒカリとは1989年、伊勢神宮の神田にて、大型台風が通過した後、2株。倒れず残っていたコシヒカリの突然変異種である。


↑いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします  ↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹




DATA)
夢雀 Facebook
https://www.facebook.com/mujaku.co.jp/






この日だけは

$
0
0
今日は絶対
決まったデート。

目の前で
おおらかな無精髭の顔が
笑いかける。

ちゃんと飲めよ!
こぼすなよ!
感想いえ!

そんな声が聞こえてくる。




お江戸の飲み屋連れ歩き
そのアポは

また次の人生で指切りげんまんしようね。


ありがとう。
父さん。
ありがとう。


c0059278_20434454.jpg



父さんの子で
よかったよ。

国酒応援!四谷3丁目は焼酎も熱い!

$
0
0
四谷3丁目。数多くある飲食店があるゾーンに
鎮守の森という場所がある。
神社に付随して参道や拝所を囲むように設定・維持されている森林という意味であるが、
ここに並ぶは日本酒、そして焼酎のボトル達。



c0059278_09071611.jpg
かつてここは別の名前の日本酒専門店であった。
呑み助からは聖地と呼ばれ、数多くの日本酒ファンが足繁く通っていた。
そんな人気絶好長のある日、
「日本酒だけが日本の酒じゃない。焼酎も日本の酒。
そうだ!国酒を応援する空間を作りたい!」と、店主はふと思ったとか思わなかったとか……。



c0059278_09071761.jpg
日本酒人気はまだまだ強く、焼酎をオーダーする人はまだ少ないものの、
店主の熱い思いはじっくりと多くの人に影響を与え続け、
焼酎好きが焼酎を求めて通うようになっている。


c0059278_09071797.jpg
焼酎ゾーン鹿児島出身である店主。
焼酎は生まれた時からそばにあった空気のような存在。
だからこそ、焼酎は大切で大事なものだという。

c0059278_09071844.jpg
日本の酒は食中酒としての無限の可能性がある。だからこそ、料理とのこだわりを持ち、
ただ飲むだけではなく、食事との相性や可能性を引き出していきたいという信念のもと、
c0059278_09071883.jpg
客の好みを把握し、最高の逸品を提供してくれる。


c0059278_09071999.jpg
とにかく、店主のこれは!というのを見つける嗅覚は凄まじい。
そして貪欲にその味を世界を探求する姿勢は
造り方はもちろん、原料、水、酵母、麹、環境など全てを網羅していく。


c0059278_09071929.jpg
ストック本数は日本酒と焼酎合わせると数え切れない。
あちこちから見えるラベルを「飲みたい!」といえば、それがレアな子でも
おしげもなく出してくれる。
呑み助からしたら、涎が止まらない。


c0059278_09072081.jpg
完全会員予約制。
この幸せを味わえるのは会員のみという世界も
心をくすぐる。

c0059278_09072042.jpg


数ある銘柄をお披露目するイベントも定期的に行っている。
そのイベントを見逃すと、凹む呑み助も多いとか。

c0059278_09072117.jpg


用意される水も硬水から軟水、pH値の違いなど多種揃う。
「どんな水をあわせるかによって味は変わります。
焼酎は割る酒。水で味わいがガラリと変わる面白さは
他の酒では体験できません」という店主の言葉。
なるほど!と納得。
いつも飲みやすい水飲み見つかっていたので、
水違いで楽しむというのは贅沢である。
焼酎を知って10数年。まだまだ焼酎は学ぶこと多し。


c0059278_09092161.jpg
店主は別名、聖徳太子でもある。
なんだその理由は!と突っ込まれそうだが、
サーブの仕方がまさに神業なのである。
天候や気候、季節、温度を考え、客の飲み方や料理の食べ方のスピード、そして表情を読みとり、
その客の口の中の状況を察知できるそうだ。
しかもその人数は20名弱。同時に予測できるというのだから、まさに現代版、聖徳太子といっても過言ではない。


c0059278_09092272.jpg

今回もかなり面白い子が勢ぞろいした。
レアすぎる子達もいたり、初めまして!の子もいた。
焼酎好きが6名、集まってワイワイガヤガヤ飲んでいたら、
一番陽気なテーブルになっていたのは毎度のことである。

c0059278_09092225.jpg
店の営業時間が終わると、店主も加わって焼酎イベント再開。


c0059278_09092339.jpg
天狗櫻の松涛はかなり個性強すぎた。
とにかく煙い!燻されている感じが強い。
なんだ!?とラベルをまじまじと見たら、
焼き芋燻製とある。
焼き芋だけでも香ばしいのに、燻製してるの!?とさらにびっくり。
原料を焼き芋とし、その風味を酒質に活かせないかと考え、
蒸した後に煙でいぶす。それがこの独特の燻製風味となった。
燻製の燃料には松の木や松葉が使われている。



c0059278_09092396.jpg
とにかくとんでもない数が出てくる、囲まれてしまう鎮守の森。

c0059278_09092474.jpg
できそうでできなかった飲み比べが当たり前のようにできるのは
まさにここだけ。

c0059278_09092434.jpg
ファンの多い八幡もしっかり各銘柄揃う。
八幡ファンとしては♩もう笑顔が止まらない!!!
c0059278_09092541.jpg
「日本酒というと清酒オンリーを思う人がほとんどだけど、焼酎も日本酒。でも今はその定義が厳しいかもしれない。
国酒という言葉が今、ありますよね。これなら焼酎もきちんと組み入れてもらえる。日本で育まれる酒なのだから、私はしっかり焼酎も多くの人に親しんでもらえるように提供したい」

c0059278_09092513.jpg
こういう考えの人がどんどん増えたら、嬉しいことである。
人気が出てきたから、ブームだからと乗っかるパターンではなく
きちんとその存在を認め、愛し、さらに育てよう、広めようとしてくれる、
親心、恋心ともいうべき精神でいてくれる。


焼酎人気がじわじわと芽吹きだしている今。
かつての焼酎ブームが黎明期というのであれば、
今度は芽吹き、成長時期といえるだろう。





↑いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします  ↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹




c0059278_09092628.jpg
追伸:近々、鎮守の森では宮崎の都城の焼酎蔵のイベント開催がある。詳しくは決まり次第、ご報告。


DATA)
店名:animism bar 鎮守の森
住所:非公開
電話:非公開
備考:お店に行きたい場合は、会員と共に行く。
もしくはSNSなどで店主とつながり、許可がもらえたら会員になれる。

5・9・10 こ・く・とー

$
0
0


毎年、5/9、10は黒糖焼酎の日である。


平成19年の5/9。奄美大島酒造組合が「奄美黒糖焼酎の日」と制定された。
奄美の伝統文化の1つ、黒糖焼酎を世の中に躍進すべく、宣言。


c0059278_10425907.jpg
宣言されたのは次の5か条。
我々は、奄美の伝統文化を継承し、安心で安全な奄美黒糖焼酎としての品質向上に努めます。我々は、奄美の風土に感謝し、美しく恵まれた自然環境の保全に努めます。我々は、奄美黒糖焼酎に関わる人々との連携により、地域社会の発展に寄与します。我々は、法を尊守すると共に酒の特殊性に鑑み、節度ある飲酒の啓発に努めます。我々は、奄美黒糖焼酎のPRを通じて、地場産業の振興に努めます。


5/9,10でコクトーという語呂合わせ。
ダジャレといえばそうだが、春も過ぎ去り、蒸し暑い日々のこの時期に

黒糖焼酎を飲もうというのは理にかなっているといえよう。






奄美群島には18の黒糖焼酎蔵があり、
黒糖焼酎と名乗れるのは奄美地方で造られた
さとうきびから作る黒砂糖と
酒造りには欠かせない米麹を原料にした焼酎しか名乗ることができない。
焼酎業界でも貴重なカテゴリーの世界である。
もちろん昨日、そして本日。
焼酎好きの片手には黒糖焼酎を持たれているかと思うが……
自分は喜界島のNEW! たかたろうで。





c0059278_10425950.jpg





朝日酒造の唯一の減圧の子は
すっきりとした飲みやすさはもちろん、NEWバージョンの子はどこか果実香をほのかに漂わせつつ
舌の上でしっかりと主張するわずかな苦味はさとうきびの青々とした葉の匂いだろうか。
清涼さと太陽の陽射しに香る島のさとうきび畑の光景が脳裏に蘇った。


12度とアルコール度数も低いので、ロックもいいが、冷蔵庫で冷やしてグラスにそのまま注ぎ
グビグビっと飲むのもいい。
お風呂あがりには最高である。





↑いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします  ↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹



DATA)
商品名:たかたろう
蔵  :朝日酒造株式会社
URL :http://www.kokuto-asahi.com






暑い夏にへばった時は焼酎で♩ オレンジの香りがする芋焼酎

$
0
0


気づけば梅雨いりしていた。つい先日まで桜に菖蒲と春の雰囲気だったはずだが、季節は6月も過ぎ去り7月。気づけば夏至も過ぎていた。
c0059278_17321694.jpg
さて、ジメジメ梅雨も苦手であるが、大地にとっては必要な潤いである。暑い夏を乗り切るために、木々や草木、そして畑の作物はしっかり水分を蓄えておかねばならぬ。
この梅雨のおかげで我々、人間は美味しい季節の恵みを楽しめるのだ。
焼酎もこの梅雨は大事である。
畑に植えた芋の苗や田の稲にとって
梅雨の恵みは大きく成長する上で欠かせない。



やがて梅雨が明け、燦々と照らす太陽の日差しに包まれて
芋の苗も、稲も育ち、収穫を迎えるのである。

c0059278_17321667.jpg
ジメジメするし、洗濯ものが乾かない!という人間の一方的な考えは、どーでもいいちっぽけなものだ。
(自分はグダグダ言うタイプだが)


蒸すと、食欲も落ち(落ちないけど)、へばりそうになる。
そういう時に“焼酎”は欠かせない。
ダレた体、内臓に活力と喝を入れる飲みものとして昔から夏の飲みものとして人気があったと
江戸時代の百科事典『和漢三才図会』にも記されている。


c0059278_17321707.jpg
さて、梅雨のジメジメ気候にぼやきそうになった。
完全にへばる前に体調整えないと梅雨明けが恐ろしい。




c0059278_17321835.jpg

そんなジメジメを吹き飛ばしてくれるのが
ハマコマチというオレンジ芋を原料に造った『橙華』。


鹿児島の阿久根に蔵を構える大石酒造さんの子だ。

現蔵元は5代目の大石啓元氏。
焼酎ファンからは大石のお父さんと呼ばれ
親しまれている。
大石のお父さんは元々エンジニア畑の出身。
研究熱心で、昔の蒸留機、兜釜を復活させた有名人である。
蔵を継ぎ、自ら杜氏になったとき、地元に愛される『鶴見』の世界を守りつつ、さらに品質を高め、
大石酒造の鶴見があるなら飲め!と誰もが求める銘柄に育てた。
そして頭の中に沸いてでてくる新しいアイデアを形にし、ユニークなものから、度肝を抜くものまで多くの子を世に送り出している。


大石のお父さんのこだわりは造り手の気持ちが呑み手に通じる焼酎にすること。
万人ウケするから造るというのではなく、銘柄ごとに
原料の選定から造り方、貯蔵する方法や時間まで異なるため、一つとして同じタイプは蔵にはいない。



c0059278_17321839.jpg

「ミーハーなんですよ。面白いと思ったものは試してみないと気がすまない。全てのアイデアが製品として世に出ることはなかなかないけど、頭の中と経験から、コレはイケる!と思ったときは、もう蒸留してますね」。


橙華もオレンジ芋の特徴である
柑橘系の華やかな香りがしっかりあり、軽やかな飲み口は、次世代の飲み手が好む嗜好だと感じたからだとか。
軽やかでありながら深みある芋のコクと甘さは
往年の焼酎好きも美味いと唸らせる世界に仕上がっている。


暑気払いには炭酸割りやロックで。
のんびりとしたいときは薄めの湯割りオススメ。


「二次醪のタンクは、本当にオレンジ色に染まるんですよ」と語るお父さん。


大石のお父さんの世界はまだまだ続く。


追伸: ラベルにもお父さんのいたずら心が入ってる橙華。
是非、一度ご体験あれ。




あけましておめでとうございます。戌年 2018年。

$
0
0
明けましておめでとうございます。

2018年、新年がはじまりました。
太平洋側は青空で初日の出も無事拝め、そして晩にはスーパームーンも綺麗に見ることができました。
皆様、空を眺められましたか?


なにやら今年は面白き年になりそうで、
Gon麹もかなりワクワクしております。


c0059278_17132534.jpg



お正月は我が故郷のお雑煮でないと一年ははじまりません。
もちろん、白味噌餡ころ餅のお雑煮です。
具は餡ころ丸餅に、白い大根と赤い金時人参。
ピンクの桜えびに青さ。
各家で具の中身は異なりますが、餡ころ餅は必ず入ります。


c0059278_17160210.jpg



他の地域の方は「甘いでしょう!」とおっしゃられますが、
もちろん!甘いです。


この甘さが新年の活動力のはじまりとなる!というわけです。


c0059278_17154286.jpg



昔はお餅は2、3個。ぺろりといけていましたが、
さすがにもう1個でお腹いっぱい。


今年も美味しいお酒&食べ物に会いに行くためにも
何事も腹八分目、いや、六分目がベストです。


今年も昨年以上に
東西南北、駆け巡り、飛びまわる所存にて。
皆様の近くにも出現するかもしれませんね。


c0059278_17173744.jpg



本年もどうぞよろしくお願いいたします。


ゴン麹。










新潟酒蔵 酒ナフキン

$
0
0
c0059278_17412873.jpg
                                   @伝農浩子さん撮影




昨秋は酒王国、新潟へ酒ナフキン。
その内容が
『しらべぇ』(https://sirabee.com/2017/12/24/20161369890/)
新潟酒造組合(ttp://sakagura82.pm-factory.info/interview_20171227/index.html)
で公開中です。


まずは笹祝酒造さん。
若き6代目はこれから目が離せない御仁。


老舗蔵だからこそ、こういう人が現れるのかと思うと、
やはり酒ナフキンはやめられない、止まらない。
好奇心をいつも刺激されてしまうのです。



↑いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします  ↑こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹



DATA)
蔵名:笹祝酒造
住所:新潟県新潟市西蒲区松野尾3249
URL:http://www.sasaiwai.com



















燃えた!暑かった(本気で)!戦國焼酎 松尾大社 本格焼酎グランプリー第1回ー

$
0
0


気づけば先月のお話になっていた。古都、京都の松尾大社にて、焼酎バトル!?が開戦されたのをご存知だろうか。
その名も『戦國焼酎 松尾大社 本格焼酎グランプリ』。松尾大社というと酒の聖地として酒呑みの憧れの地。この地で史上初!本格焼酎のイベントが開催された。
c0059278_15154137.jpg

発起人はエッセイスト、酒ジャーナリストの葉石かおりさん。そしてサンケイリビング新聞社、京都大阪鹿児島の酒屋の有志である。毎年開催される日本酒イベントは全国に知られるようになったいま、国酒としてもう一つの日本の酒の財産である本格焼酎をもっと盛り上げるべく、このイベントは生まれた。この決戦地に集いし、本格焼酎蔵は25蔵。米、麦、芋、黒糖とジャンル様々である。
c0059278_15323283.jpg
雨予報だったにもかかわらず、当日はまさにぴーかんの青空。本格焼酎にふさわしい天気にて。13時会場にもかかわらず、1時間前から、イベント参加者の大行列。暴動!起こる(笑)と困るので10分前倒しに、イベントの開始のゴングは鳴り響く。その合図とともに、我先にとお目当てのブース前に群がる人人人の波。
c0059278_15334970.jpg

25蔵、2銘柄ずつの持ち込みのため、計50種類。提供されるのは30mlずつで、飲み方は様々。炭酸割りに水割り、ロック、お湯割りと各蔵がオススメする最高の1杯が参加者にわたっていく。どの1杯も蔵元が愛情込めて作るもんだから「美味しい」「最高」「飲みやすい」という声があちこちで聞こえるのは言うまでもない。
c0059278_20064974.jpg


c0059278_20083484.jpg




c0059278_15170232.jpg
c0059278_15172400.jpg
開催地、京都はもちろん、隣県の大阪に滋賀、兵庫、さらに名古屋、東京、そして、本格焼酎蔵のある福岡、大分、宮崎、熊本、鹿児島からの参加者も多かったのもこのイベントの特徴の一つであろう。「自分の県を応援しないと!本格焼酎最高」という勇しい応援団も!
c0059278_15234257.jpg
今回のイベントはただ本格焼酎を楽しむ、味わうだけではない。参加者の権利である“一票”の投票が鍵。全国から集まった約400人が九州の25蔵元のブースを回って試飲し、最も好みの焼酎を投票するのだ。
c0059278_15330339.jpg
結果は松尾大社の神のみぞ知る……時間を経た結果は!!!
c0059278_15240974.jpg
第3位 宮崎県 渡邊酒造場
c0059278_15243914.jpg
同3位 鹿児島県 山田酒造
c0059278_15245727.jpg
同3位 宮崎県 黒木本店
c0059278_15251827.jpg
第2位 宮崎県 柳田酒造
c0059278_15254694.jpg

同2位 熊本県 天草酒造
c0059278_15275431.jpg
そして激戦の勝利をもぎ取ったのは第1位 鹿児島県 小牧醸造
今回はとにかくどの蔵も接戦で、たった一票の差で勝敗がつくという白熱ぶり。「日本酒ではこういうことはほぼない」と運営側もびっくりしたほど。順位が告げられるたびに会場からは拍手とオォォオという太い声からキャーキャーという黄色い声援が縦横無尽に飛び交う。
c0059278_15284396.jpg
無事、イベントも終了すれば、競いし各蔵もホッとした安堵。事故なく急病もなく、参加者&スタッフ全員が笑顔で楽しめたことが最高の証。

c0059278_15345769.jpg
前回の本格焼酎ブームから20年。国酒としての日本の2大巨頭の一つ、本格焼酎。眠れる龍が再び頭を持ち上げ、日本、世界へ飛び立つ。
c0059278_15354524.jpg
神様の前ではみんな真剣。願いは一つ。「本格焼酎がもっと多くの人に親しんで愛されますように」
c0059278_15364049.jpg
夏草や兵どもが夢の跡(松尾芭蕉)にちなんで
夏空や兵どもが夢の跡。
c0059278_15352344.jpg
そんなイベントにお手伝いできたことは酔っ払いとして、20年前に本格焼酎に出会い心惹かれる存在として追いかけてきた麹冥利につきる。全てに感謝と敬愛を。本当にありがとうございました。

追伸:イベントの様子は各メディアで取り上げ酎。本格焼酎の大波はほら、すぐそこに。
c0059278_16221993.jpg


https://373news.com/_news/?storyid=92879
https://miyazaki.keizai.biz/phone/headline.php?id=110

※写真の幾つかは本格焼酎グランプリのフェイスブックより借用。https://www.facebook.com/honkakushochugrandprix/


↑いつも読んでいただきありがとうございます。ぽちっとよろしくお願いします  ↑こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹













いつもと違う仕事が増える……そして気づいたこと。

$
0
0


   今年初め。とある人に言われた言葉通りの一年が過ごしている。
   「あなた、いつもと違う仕事がこれから増えてくるわよ」


c0059278_10215489.jpg
とにかく人前が苦手で、表舞台に出るのが億劫だった。目立つことはよしとしないといえば聞こえはいいが、単なる臆病者なだけである。そんな自分にまさかの講師という仕事が来るとは。誰が想像しただろうか。ご縁で、あのぐるなびさんからお声がかかり、大阪、そして東京と2箇所で開催。対象者は飲食店である。本音を言えば自分が聞きたいくらい。飲食店がどう本格焼酎を扱っているのか、どんな心情でサービスしているのか。
c0059278_10221291.jpg
おすすめの焼酎を幾つかあげてくださいというリクエストにかなり悩んで、上の子たちをチョイス。
ものすごーく自分の主観が入っているのは仕方なし。
c0059278_10230010.jpg
ぐるなび大学の講義も面白く、きちんとリサーチされている結果をもとに、次々と進んでいく。こういう情報は飲食店もさりながら、自分のようなライターにとってもかなり必要だった。今、本格焼酎がキテるという声が上がっている。確かに波は立ち出した。第三次ブームから10数年。飲み手世界もニューフェイスが現れている。海外からの注目も増え始めた。本格焼酎蔵も世代交代も始まりだした。つまり変わり目という段階に入った。
c0059278_10230573.jpg
とある本格焼酎蔵がいった言葉がある。
「今、本格焼酎世界は黎明期」
黎明期。ある事柄が形になる前の始まりの世界。
つまり夜明け前ということ。
そんな時代に自分は何ができるのか。
支離滅裂な意味不明な講義になったが声に出したからこそ、自分がやりたいと思うことに気づけた。
c0059278_10232887.jpg

本格焼酎ストーリーテーラーを増やすということ。
今の本格焼酎蔵の現実を伝えるということ。
第一現場にある空気感、喜怒哀楽、すべてもっとうまく語れるようになれたら…
c0059278_10233324.jpg
まだまだ精進が足らない。
現場で見て聞いて感じた情報は
たゆまなく伝えていくのを続けるのみ。




2018年 今年もお世話になりました。

$
0
0


2018年 今年もお世話になりました。
相変わらずのブログ更新がほぼなかったですが
元気に1年翔けてきました。
c0059278_19532414.jpg


来年亥年は今年以上に飛び回りますので、どうぞよろしくお願いいたします。


c0059278_19532606.jpg

チャレンジしたいこともあり、
故郷、江戸の他にもう一つ拠点を持つことになりました。


c0059278_19532851.jpg



フリーランスライターと共に
色々とトライチャレンジ。
新年もよろしくお願いいたします。


ゴン麹


c0059278_19533072.jpg


2019年 あけましておめでとうございます -亥年-

$
0
0
2019年 亥年
c0059278_11423883.jpg
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年末の寒波も少し弱まり、元旦日の出を拝めた場所も多いのではないでしょうか。
我が故郷も霜が降りて寒い夜明けでしたが、空模様はとにかく美しく、見惚れてしまう世界でした。2019年早々、美しき自然の美をいただけたことはラッキーです。
c0059278_11424221.jpg
今年1杯目は、氏神さまのお神酒にて。
参拝したのち、いただきます。
お神酒とは神社の神饌には欠かせぬもので、古より日本祭礼に伝わるもの。清酒を備えるのが多いですが、場所によって本格焼酎だったり、泡盛だったり、どぶろくだったりと変わります。
神前に供え、祭礼後、神様よりの下りものとしていただける。
神様の霊力が宿った供物として縁起のよきものです。
神聖なお神酒をいただくことで、神様の霊力を体内に宿し、
この一年健やかに過ごすための活力にと信じるものです。




c0059278_11425711.jpg


とにかく新年初の空は美しかった。
虹色というべきか、五色、七色に染まっていく空色は
まさに万華鏡。
自然に勝るものは何もなし。


c0059278_11425900.jpg
お正月といえば……御節料理!というべきですが、
我が故郷はメインはお雑煮。
テレビやメディアで取り上げられて、世の中にだいぶ浸透してきていますが、
やはり、みんな驚く『白味噌あんころ餅お雑煮』。
白味噌の白、金時人参や桜エビなどの紅。
お大根に青のりなどを入れて(各家庭で中身は異なる)縁起良く♪
まんまるあんころ餅はどこだとお椀の中を探すときのワクワク感は
子供時代から変わりません。
お餅が伸びるごとく、今年もズイズィイイっと良き運気を伸ばして♪
甘い人生を手に入れるべく!?


今年も精進して各地駆け巡ります。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
c0059278_11430131.jpg


                               ゴン麹   2019 0101




いつも読んでいただきありがとうございます。  ↑お手すきの時にでも、ぽちっとよろしくお願いします。by gon麹





欲しいもの😍

$
0
0
1月2日。今朝見た夢が初夢だというが、昨日は熟睡していたようで、夢は見たはずなのに、覚えていない(笑)。ひさしぶりに質のいい睡眠をたっぷりとれた。こいつは元旦早々、縁起がいい♪
c0059278_11343618.jpg
2日目。今日は書き初めなど、はじめごとによき日。仕事はじめをする人や企業も多い。
今年度はゴン麹もPC前でキーボードをパチパチ。
故郷は禁酒ゾーン(普段飲んでいる分、自粛&家族の許可制)なので、
昨年帰省してから今まで、口にしたお酒は、氏神さまでいただいたお神酒のみ。
我が肝臓、内臓にとっては健康習慣!と喜んでいるのだろう。(おかげでよく食べる)


そんな中、ふと頭に浮かんだのが、このミニマムな蒸留器。
昨年お邪魔した鹿児島県の薩摩酒造明治蔵さんで見た資料のひとつ。
かわいいし、シンプルで分かりやすいなあと思うと同時に
こういうの家にあったらいいなーと思ったのは間違いなし。


ただ部屋のオブジェに欲しい〜というのではなく、
実際に使いたい(もちろん密造!?はダメ)という想像が大きくなって、
自分で自分の頭の中に大笑い中。


そんな1月2日。今日も笑顔で笑い声で楽しく。
禁酒ゾーンだけど、頭の中はお酒のことばかり。
今年も酒まみれの1年になりそうである(喜)。




 ↑お手すきの時にでも、ぽちっとよろしくお願いします。by gon麹









ファーストインパクト! 一目惚れ♪

$
0
0
一目惚れとはその言葉のどおり、一目見ただけで惚れる、一目見た瞬間に夢中になることである。
c0059278_14191066.jpg
本格焼酎はワインやウィスキーと異なり、無色透明。クリアなもの。一見すれば、炭酸割りなら炭酸水、水割りなら水、お湯割りならお湯と見える(反対も同じ)。カクテルの素材になるとカラフルな飲み物として楽しめるが、この色合いはカクテルではなく、本格焼酎としての飲み方の一例。


c0059278_14191466.jpg
パープルカラーを見たとき、「綺麗!」と声を発した。それくらいインパクト大にて、本格焼酎に浸って約20年。初である。この色の正体は本格芋焼酎の原料である芋の色素。
赤蔵の師魂の原料である紫芋、パープルスイートロード。ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富にあるため、芋をカットすると鮮やかな紫色が目をひく。
まさにそれがこの水割りの色。魅惑的な色あいに心を奪われた。


c0059278_14191668.jpg
このインパクトある見た目で
原料であるパープルスイートロードとはどんな芋なのかということを知ることもできる。
ただ一つの銘柄を飲むというだけでなく、原料についての知識も一つ増えるということは
本格焼酎への関心も深まるというもの。
この色、ヤバいよねー、かっこいいね、綺麗
その入り方でもいい。飲んだことがない人が、
本格焼酎の興味を持ってくれたら、まずはガッツポーズ。
楽しんで、美味しさや面白さを知ってもらえる…まさに一石二鳥。


もともとの原料の色素である以上、本格焼酎の風味が変わることはない。
口に含むと芋の持つほんわかとした蒸したいもの甘い香りに……癒。


いつも楽しむ赤蔵の師魂。でもどこかテンションが違う。

ある意味、一目惚れ状態というべきか。
すっかりこの輝くパープル世界に魅惑された。




 ↑お手すきの時にでも、ぽちっとよろしくお願いします。by gon麹





正月太りは細胞の老化促進⁉️

$
0
0
仕事はじめの1月4日。年末年始、ゆっくり過ごせた人も多いのではないだろうか。冬将軍、大寒波と騒がれていたけれど、気付けばそこまで厳しい!?ものはこなかった気がする。(故郷)

c0059278_07394445.jpg
さて、年末年始、日頃は食べないご馳走を連日連夜、食べられるというのも楽しみの一つだ。
滅多に会えない友人知人、大事な家族との時間を過ごせる時間は、心をほっこりさせてくれる。
とはいえ、気付けば、いつもより食べ過ぎてたーという声もちらほら。
飲み過ぎ、食べすぎで、胃が大きくなってしまったという人も多いのではないだろうか。
通称、正月太りと呼ばれる今。この正月太り。早めに対策しないと大変なことになるやも。


c0059278_07394857.jpg
正月太りは老化促進になりやすい!という。(まあ、太りすぎは老けて見えるというのはよくいわれていること)
細胞が若いのは言うことなしだが、人間、生まれてからどんどん細胞は成長し、そして老化へという流れは、どんな賢人でも止めることはできぬ。
食べすぎなければいい(腹6分目推奨派)が、食べたもんは仕方ない。どこかで帳尻を合わせて、トントンにするしかない。目方の数値も怖いが、やはり老化防止だけは常に頭に入れておきたいもの。
そんな時、食べながらもそれを促してくれるのが〝魚〟が一番だとか。
魚に含まれるDHAなどが老化防止に必要なAIM(老化防止物質)を増やすことができるそう。
AIMとは誰の身体にも存在するもので、全身の老化予防が期待でき、癌など様々な病気が発症した時、病を消し健康な状態に戻してくれるという物質といわれている。(東大の偉い先生が発見して以来、注目を浴びている物質)。さらにAIMには余分な脂肪や癌細胞があるとその物質にひっつき、その悪い部分を退治してくれる貪食細胞に知らせてくれるという働きもあるそうで。こんなひっつきむし!?最高♪まさに体内で健康を守ってくれる警備員という感じ?
そのAIMを増やすためにも魚。とくにサンマ、ブリ、
そしてなんと一番いいのはマグロ、それもトロの部分がいいとか。
おお!トロ!VIVAトロ!
さすが王者マグロ!(トロはかつては、見向きもされず捨てていた部位なのに、美味しさに目覚め、栄養も老化防止にもいい最高の部位だったなんて。目からウロコ)


年末年始、食べ過ぎたと青ざめたーというときは
魚メインの食事。少し回数増やしてみるのもいいですね。


 ↑お手すきの時にでも、ぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

メープルシロップでリフレイン

$
0
0

久しぶりにメープルシロップをたっぷりかけた菓子パンのおやつタイム。いわゆる左党の甘党でござる。
c0059278_17022752.jpg

メープルシロップは濃厚で甘い。ただ一言で甘いといっても甘ったるいというよりは深みのあるコクのある甘さにて。久しぶりにメープルシロップを菓子パンにつけて、残りをコーヒーに入れた時、頭の中いっぱいに浮かんだのが!?
c0059278_17053823.jpg

これ。実はこれ、紅はるかという芋の糖蜜成分。鹿児島の垂水に蔵を構える八千代伝酒造の子
Moonシリーズ『つるし 八千代伝』で使われる原料芋の蜜である。
黄金色にとろみ。一見、これ芋の蜜だよといわれない限り、蜂蜜と勘違いしそうになる。実際、頭ではわかっていても、鼻をくすぐる香りは甘い蜜。


c0059278_17063980.jpg
紅はるかの皮と実の間の熟層。手に持つとあまりに柔らかく、手を添えるくらいの力加減でないとフニャッフニャッと形が潰れてしまうほどのグジュグジュ感。
紅はるかはもともと蒸し芋すると糖度が高くなるように開発された芋。蒸し芋でそのまま食べてると甘さのパンチはありつつもいつまでもべたつくことなく優しい味わいに成る上品さがある味わい。
c0059278_17240580.jpg



ただでさえ、甘さ十分の芋をより甘くしよう、糖蜜化させようと八千代伝酒造では、自社栽培の紅はるかを収穫したその日に生芋のまま、風通しを綿密に計算した場所で約2ヶ月〜100日ほど(今年度の吊るしは様々実験中)棒に吊るし、芋が持つ自身の酵素による糖化を促し、芋全体の甘さを増すように作りだした原料である。
「やっとつるし芋の糖蜜化の流れが理解できるようになりました。数年、失敗を繰り返しつつも飽くなきトライをしてきたおかげです」というのは八千代伝酒造の八木健太郎氏。
このお方、三度の飯より畑好きで、畑がある時期(畑作業は1年中ある)は畑にいるという方。


今回、見せていただいたつるし芋は完全に塾した糖蜜芋にて、芋蒸し器の扉を開けた瞬間に流れてくる蜜の多さと勢いは、もはや雄叫びしか上がらない。
c0059278_17251474.jpg
本格焼酎を造っている蔵なのに、まるで焼きたてのパン屋やお菓子屋さんにいるのかと錯覚するほどの甘い香り。上品かつコクのあるその甘さは〝う・ま・い〟と本能が察知。糖度数値は!?と、はやる気持ちで皆ワクワクドキドキ。その結果は38度。38度! マスクメロン、や完熟マンゴーを遥かに超えるこの甘さ。恐るべし、つるし芋、糖蜜芋。あの時の甘さと香りは見事に自分の脳裏にきっちり刻まれ、何かあればすぐにリフレインする状態になってしまった。
c0059278_17024059.jpg

2019年、1発目のリフレインは、パンにかけたメープルシロップだった。
本能に刻まれた記憶は一生もの。
さて今年は何回、あの時間へタイムスリップさせてくれるのだろう♪




 ↑お手すきの時にでも、ぽちっとよろしくお願いします。by gon麹




本格焼酎好きなお坊さん。

$
0
0
世の中に一言主の神様は多いが、こちらは桁違いの場所である。
c0059278_14450365.jpg
宮崎県えびの市にある金松法然神社は本格焼酎ファンなら誰もが知っている聖地。祀られている法然さんは、無類の本格焼酎好き。大酒飲みだったが、法力が強く、村人の危機を幾度も救い、大勢の人に慕われていた。法然さんに悩みを相談しようと廬はとにかく毎日大行列。お礼は大好きな本格焼酎で……だったかどうかはわからないが、とにかく毎晩晩酌されていたそうな。
人々に慕われてきた法然さんも歳の流れには逆らえず、旅立つ時、
「俺が死んだら、焼酎を備えて、一つの願を立てろ、叶えてやる。必ず1回1つのみ。二つ以上は叶わぬ。欲張りはダメ」と言ったようで。どんだけ本格焼酎が好きなんだ!と思わず微笑んでしまう。
ただし、この話を昔話の一つだと思ったら大間違い。
c0059278_14463408.jpg

こちら本当に願いが叶う。
法然さんのいうとおり、本格焼酎を備え(ローソク、お線香)て、一つ願い事を祈る。

(塩や米を持ってくるとなおよし。願掛け旗を備えるとなおよし)
地元のスーパーや明月酒造(日曜は定休日)さんで必要な参拝セットを購入できるから、
参拝する前に必ず準備。




c0059278_14460653.jpg

ゴン麹も今まで3回願いを叶えてもらった。(全て本格焼酎絡み)
もちろん、願いが叶ったら御礼詣りに参拝。そして次のお願いを1つ、改めて願掛け。

本格焼酎絡みだと法然さんも、お!?と叶えてくれやすいのだろうか。
まっことありがたい。


c0059278_14464669.jpg
そして4回目の願掛け。もちろん仕事絡みの願掛けにて♪
おみくじは〝大吉〟。
(とはいえ精進、勉学にしっかり気張れというはっぱかけられた。さすが法然さん)
今年も本格焼酎好きの法然さんに早く御礼詣りできるように、日々精進。



金松法然神社
住所:宮崎県えびの市大字栗下757-10
駐車場:有り
備考:必ず本格焼酎(明月)を持っていきましょう。お願いごとは1つ。


 ↑お手すきの時にでも、ぽちっとよろしくお願いします。by gon麹



何が詰められるかは、ご縁次第

$
0
0
ライターという職業柄、国内を飛び回る。部屋でのんびりほっこりするのも大好きだが、一番じぶんらしくいるのは取材先の現場の第一線だろう。
c0059278_11544086.jpg
あちこち行けてイイねと言われるが、確かにいい。情報過多の時代、ネットやスマホで情報は手に入るが、フェイク情報も多く、
現場100回ではないが、
自分の目で見て、肌で場の空気を触れて、本能で感じることに勝るものはない。
そこでしか出会えないものもあるからである。


鹿児島県、奄美群島の喜界島の黒糖焼酎蔵、朝日酒造さんの『汲み出し原酒』もそんな一つ。
蔵見学をした人のみ購入できるもの。
蔵見学の時の瓶詰する貯蔵タンクの子が中身になるため、
日によって異なる。
レギュラー朝日の時もあれば、壱乃醸朝日、飛乃龍朝日かも、陽出ずる國の銘酒かもしれない。
他の銘柄かもしれない。
こればかりは神のみぞ知るご縁となる。


ちなみに半年前にお邪魔した時、『汲み出し原酒』を求めたところ、
ご縁があったのは……あの子であった♪ 
狙っていたわけではないけれど、あの子がいいなあと思っていたら、まさにそれ。
本格焼酎の神様、ありがとうございます。


その場でしか手に入れられないモノ、情報、人との出会い、経験の面白さ、奥深さを求めて
今年も第一線へ翔けていこう。


朝日酒造さんの『汲み出し原酒』。300mlから一升瓶までサイズ売り。
島らしいお土産に喜ばれる逸品です。


※この銘柄は電話問い合わせ、ネットとりよせ不可。喜界島に足を運んでゲットするのみ。


 ↑お手すきの時にでも、ぽちっとよろしくお願いします。by gon麹



蓋を乗せて 祈願成就

$
0
0
寺社仏閣にお邪魔すると清々しく穏やかかつポジティブさのメモリが増える。朝起きて、地元の氏神さまに朝のご挨拶をする。「今日もおはようございます」それに答えていただいたかのように鎮守の杜の木々がざわめき、陽射しのキラキラ木漏れ光に思わず笑顔になる。
c0059278_15205015.jpg
さて、こちらは鹿児島県南九州市にある蓋釜神社。正式名称は射楯兵主神社。

鎮座する御祭神はスサノオノミコト。
厄除け、開運のご利益があると、全国から大勢の人が参拝に訪れている。
こちらの祈願参拝は変わっており、蓋を頭に乗せ、
赤い鳥居から拝殿まで落とさずに行くと願いが叶う。
このスタイルはテレビなどで何度も取り上げられてきた。
c0059278_15205212.jpg
岩礁の上にこんもりと鎮守の杜が形成され、そこに鎮座する神社にて。

橋で拝殿の方へ向かうとき、下界から神聖なる場所へ渡る気持ちになる。
寄せては返す波音が参拝者の下界の汚れを清めるという形だ。
c0059278_15205522.jpg
頭に蓋を乗せて参拝祈願のほか、

こちらの祈願方法は蓋の形をした土器を入江の釜に投げ込めたら願いが叶うものもあり。
もちろん、これもlet's try。







結果は、見事に成功。
蓋をかぶった祈願は仕事のことを。
土器を投げ入れるのは2個中、1個成功(こちらはプライベートなことを願)。
信じるものは救われる。
この性格は2019年も継続できそうである。


 ↑お手すきの時にでも、ぽちっとよろしくお願いします。by gon麹





DATA)
住所:鹿児島県南九州市頴娃町別府6827電話番号:0993-38-2127拝観時間:自由拝観拝観料:無料アクセス:JR頴娃大川駅から徒歩20分番所鼻自然公園から車で5分駐車場:100台

日本で、唯一現役金山がある場所♩

$
0
0
金箔入りのお酒は山ほど見てきたけれど
コレは凄い〜と思ったのが
この子たち。
鹿児島県伊佐に蔵を構える
大口酒造の甕伊佐錦と黒伊佐錦。


c0059278_23165991.jpg


伊佐には日本最大の金山がある。
菱刈鉱山だ。
もちろん現役!(らしい)
今なお、ゴールドラッシュというわけ。
c0059278_23170174.jpg
その発掘重量は…年6トン(゚∀゚)b
すーごーすーぎーるー。


住友金属鉱山が1983年に本格開発を開始、現在も金を産出しているそうだ。
日本には多数の金鉱山があったが、次々と閉山。そんな流れのなかで、唯一ここは現役なのである。



菱刈鉱山には合計156もの鉱脈があるそうで、鉱脈ができたのは約100万年前。
長さは東西に約3キロメートル。坑道は迷路のように張り巡らされているらしい。



c0059278_23275538.jpg





キラキラたゆまなくボトルの中で舞う金粉。
新年のご挨拶に縁起、験担ぎで✨


よかばんを。


 ↑お手すきの時にでも、ぽちっとよろしくお願いします。by gon麹



神道(かみみち)に出会って

$
0
0
神道(かみみち)と言うのをご存知だろうか。奄美群島の島々にはそれぞれ神道が存在する。一見、獣道のようだったり、家の裏道だったり、家と家の間の路地だったり。島の集落はほぼ、山を背に海に面してある。背後の山は神山(かみやま)と呼ばれ、島を守るテルコ神(山神)とナルコ神(海神)がいらっしゃるという。
c0059278_16072240.jpg
海の彼方にはネリヤカナヤ、神々が住む豊穣の世界があり、そこから神が来る島、来た神の姿が立神とされる。神のおられる山と豊穣の神の世界の海の間で人は生まれ、日々生活を過ごす。古より自然の恩恵と神に守られたことに感謝してきた。各集落にはミャーやトネヤ、アシャゲと言われる祭祀場がある。祭りの日、山と海、それぞれから神道を通って神が島にやってくる。神をお迎えし、もてなし、そしてお戻りになるまで人は神のためにつくす。そんな神道は集落ごとにあり、島人は一番大事に、そして清潔さと綺麗さを心がけている。今は記憶が薄くなった神道もあるとか。だからこそ、集落の人は住んでいる場所を常に美しさ、清潔さを保ち、神への想いを忘れない。
 ↑お手すきの時にでも、ぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

PS:神道は人は普通に通ることができる。静かに心を解放して神さまの息吹を感じて。ちなみに、神道を歩む時は、後ろを振り返らないこと。神様が後ろから来られているかもしれないので。神の顔を見るのはご無礼に当たる。
Viewing all 203 articles
Browse latest View live