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Channel: ゴン麹 酔いどれ散歩千鳥足 <野望と無謀>
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台風一過……秋はいずこ? 流星群の天体ショー鑑賞しながら乾杯♩

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9月が台風シーズンの日本。

が、今年は台風の当たり年のようで
ピンポイントに勢力衰えずに
強い威力のまま
日本列島にやってくる。



夏祭りを観にきてるのか?
お伊勢参りがしたいのか?



台風が通り過ぎた台風一過の後
期待していた秋の気配……

見当たらない。
ギラギラ太陽今日も元気だ(ー ー;)。

とはいえ、ちょっと空が高くなったかな?
風が涼しいのは秋気配?

夜の帳が降りたので
窓を開けたら
風がカーテンを揺らす。

エアコンいらずは秋が近づいている証か。

今宵は流星群の天体ショーが開催される。

流れ星のショーまで軽く一杯。
暑気払いに黒糖焼酎の炭酸割で。
軽くシュワっと♩

 
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DATA)
黒糖焼酎「たかたろう」12度
朝日酒造(株)

讃岐庵治石から生まれた瀬戸内ブルーのAji-glass(Rie Sugiyamaさん作品)
http://aji-glass.jp

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窓を開ける。風が勢いよく飛び込んで顔面衝突されちゃった。昨日までのうだるような暑さはどこにもなくほんのりお湿りがある涼しい風になっていた。空が高くなって蝉の声も消えていた。
秋。いつのまにか秋が来ていた。ぴゅう〜と叫びながら部屋のなかを駆け抜けていく。秋がきたよ秋がきたよ部屋中が喜んでるように騒いでる、窓を開ける。風がばしばし衝突してくる。目の前には暑さのかわりにしんなりした空気が空いっぱいに広がってた。  ↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

ガパオに合う!?かも。キセキの風味

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秋らしくなった秋深し?といってもいいくらいの気温だが、今はちょっこしタイの気分。そうだ!ガパオで胃袋、満たそう。タイ料理にはタイの酒d( ̄  ̄)とタイビアを探したが、切れていた。こういうときは直感信じてコンビニ限定「百人のキセキー至福のブラウンエールー」をリクエスト。
ビール愛好家の声から生まれたというこのキセキのビール。コンセプトは「1人でじっくりとことん味わう」と、ひとり呑み用のビールらしい。一口目はちょっと華やかな味を感じるが、飲んでいくにしたがって、ころころっと顔が変わる。ガパオと合わしているときはするっと喉奥に流れていきビール単体でグビっているときは雑味がぽんぽん姿をあらわす。呑み切った後の余韻もおもしろい。ビターな濃醇の層が舌の上に残りながらもしっとりとした薫りが口のなかでぐるぐるまわる。なのにしつこくないのは、まさにキセキだろう。ビールは得意ではないが季節限定や地域限定には目がない麹。失敗することもあるけれどまあ、それも愛嬌。楽しむ要素( ̄▽ ̄)bである。
まろやかな苦みがガパオのナンプラーの薫りと絡んで、食欲増進させたことは間違いなし。薄い?だけの東南アジアのビール。こんなタイプのビールが現地でできたら、人気でるんじゃなかろうか……。秋の夜長のはじまりし頃とある夜の一杯の戯言である。  ↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

大衆食堂で酒仲間の輪♩

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平日の昼下がり。
商店街にある昔ながらの大衆食堂。
どんどん人が吸い込まれていく。
「ここはうまい」。
こういう直感は、間違いない。



十条商店街、大衆食堂「天将」。
暖簾を潜ると「いらっしゃ〜い」とお姉さんが迎えてくれる。
テーブルも座敷もほぼ満席。
どのテーブルにも生ジョッキや瓶ビールがのってる。
時計の針は12時過ぎ。
頭の上のテレビからはT子の部屋が流れてる。

席につくなり、皆それぞれ注文を叫ぶ。
こちらも負けじと言おうとするが
如何せん、誘惑多しメニューの張り紙。

悩みだしたらなかなか決まらないのが現実。
こういうときはあの呪文。
「とりあえず生中」( ̄▽ ̄)b



胃袋を刺激する料理が周りのテーブルに運ばれる。
カキフライ、ナポリタン、ハンバーグ、オムライス……。

オムライスのケチャップが口のなかに蘇った。

他の客の声に掻き消されないように
腹から発生。

「オムライス1つ」

待つこと10分。
卵の皮が湯気をあげて目の前にやってきたオムライス。
あっかんべーをしているような赤いケチャップのところからスプーンを入れた。

こんもりのったケチャップライスを口にほおりこんで
生中をごくり。

ぷは〜(^◇^)/ こりゃたまらん。
周りもみんなおんなじ顔で
こっちでぷは〜
あっちでぷは〜。

話している内容がシ•ビ•アな人も
やっぱり! ぷは〜。

ぷは〜のウェーブが何時迄も続く店内に
いつのまにやら自分も溶け込んでぷは〜。

初めましてのご仁も
いつのまにかみんな昔からの知り合い状態。
「オムライスうまいやろ! カキフライもいけるんやで」
「マグロの中落ちはええアテやぞ」
「ねえちゃん、今度はこれ食べな〜」
みるみるうちに目の前に並ぶおかずの山。
ちょっと怖そうなおじさん達が
恵比寿さんに見えてくる。

ぷは〜の輪! の効果!?
とにかく楽しい。
ジョッキ片手にぷは〜ぷは〜。
わらわらと笑い声があがる。



のんびりすごして、ご馳走様とお勘定。
1000円弱のお昼ご飯。
人情味溢れる客が集う大衆食堂。
まだ明るいうちにほろ酔い加減でぶらぶらと
町を歩くなんともいえぬ気持ちのよさよ……。

さて、もうひと歩きといきますか。

 
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DATA)
店名:天将
住所:北区上十条2-24-12
電話:03-3906-6421
営   :10:00~14:30/16:00~20:00(LO19:30)
休   :火

誰もが一度は登頂したい! 吉祥寺のグルメ山

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「登頂した!!」
誰がいいだしたかわからないが、誰もが目を輝かす。



吉祥寺、肉山。
食いしん坊なら必ず耳したことがあるだろう。
予約がとりにくいことでも有名であるが、
チャンスさえうまくGETできれば行ける場所である。

メニューはおまかせコースのみ。
夜に2度。チャンスがあり登頂! した。



今回は昼。
12時〜のランチタイムだったが、ほぼ満席。
12時前に予約客がきちんと揃う。
料理は夜と同じ、おまかせのみ。
肉の合間に、エリンギや胡瓜、プチトマトなど野菜もあるので、
箸やすめならぬ、肉やすめに。



今回のコースは
えりんぎ→パテ→ソーセージ→豚ロース→胡瓜→馬ひれステーキ→らんぷ→和牛のもも
そして〆にカレーライス(卵かけごはんもある)。

パテは滑らかな生、そのものと、ちょっと炙ってもらった2種類。
生の切り口に見える肉の塊は食欲をそそる。しっとり感のなかに肉が凝縮した旨味の柱が鼻を突き抜ける。炙るとそこに香ばしさが加わり、モコモコっとした食感が口の中で踊りだした。



ソーセージはとにかく食べ応え十分。
いかんせん、ウィンナーやソーセージは大の苦手なのだが、
肉山のソーセージは脂を感じつつも、肉そのもの甘い旨味が勝り、
脂そのものもが自ら調味料化してる。



黒胡椒をくるんで食べた豚ロースはあっという間に胃袋に消えていた。



馬ひれステーキはとにかくう•ま•い。
馬肉というと地域限定食というイメージが強いが、ヘルシーさと栄養化が世間に認知されてからというもの、あちこちで目にするようになった。
口に入る回数も多くなったぶん、馬肉の世界にハマってしまうのも事実である。
サイコロ状にカットされた馬ひれ。



焼かれている表面でさえ、柔らかく、鮮やかな桜色した中のつやつやした見た目に
ドキュンと胸を射抜かれた。
まずは何もつけずにそのままで。
ほのかにやさしい馬の甘味が広がるなかに、にじみ出るすがすがしい肉汁がカッカッカッと駆けだすようで……。間違いなく、心の底からならぬ、胃袋の底から吠えてしまう。



薬味の柚子胡椒、タスマニア産の粒マスタードなどをつけると、
肉質がそれぞれにピシっと化けてくる。



柔らかい赤身肉で、味に深みがあるらんぷに旨味に重厚感がある和牛のももと続けば、
全身の毛穴という毛穴から食べた全ての肉の上質な香りや旨味が
シャボン玉のような形で一斉に放出しているような感覚に陥った。
肉に酔いしれた瞬間というべきだろう。
胃袋におさまった肉が押しては返す波ように、未熟な食いしん坊の味覚を何度も反芻させた。




目の前にでてくる肉山の料理もさりながら、
厨房内で大きな肉の塊を豪快に焼き上げる光景も、ここの魅力の1つであり、
スパイスでもある。
厳選した肉を惜しげもなく、なかでももっとも美味しい部分だけ提供するスタイル。
そんな肉を心おきなくかぶりつける、しゃぶれる贅沢さ。
肉好きにとっては聖地であり、食いしん坊にとっては憧れる山であることは間違いないだろう。

「登頂してくる」「登頂した!!」と誰もが目を輝かす、吉祥寺のグルメ山はここである。




 
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DATA)
店名:肉山
電話:0422-27-1635
営   :12:00〜 /17:00〜
休   :無
料理:コースのみ(5000円)、飲み物別。飲み放題あり(10000円)。
備考:カード不可。要予約。














秋刀魚で秋が!きっちりはじまり〜はじまり!

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空を見上げればいわし雲。
耳に届く音も蝉から秋虫の声に。

秋になると恋しくなるには秋刀魚。
名前に秋がつくくらい、王道の秋の味覚。

焼くだけでも美味しく食べることができる秋刀魚は、昔から庶民の味覚。秋の始まりに感じる夏の疲れも「秋刀魚で元気」といわれるように栄養も高いことが知られている。



昔はバケツ1杯100円という時代もあったというが、
今年の秋刀魚は様様にて。
初物として出たときにゃあ〜目の玉飛び出る値段にひっくり返った。
初物食わなきゃ、江戸っ子じゃねえといわれようが、
あの値段は手が出ない。指を加えて、猫と一緒にじいいいっと眺めていたのも事実である。


他の青魚にも多く含まれているEPAとDHAが豊富で、EPAは血液をサラサラにし血栓予防してくれる。
DHAは脳に良い栄養素として有名。
脳内の細い血管にも弾力を与え、酸素や栄養素を全体に送りさらに、体内の悪玉コレステロールを減らしてくれるというありがたーい作用。



かぼすをギュっと絞れば
光る身にしゅわんしゅわんとしゅんでいった。
たっぷり餌を食べて海を泳いできたのだろう。身はしっかりとひきしまっており、脂ののりも違う。
食べ始めたら箸がとまらない。

はらわたの強い苦みがしばらくあとをひく。
これはたまらん! 酒のアテ。
身にはらわたをのっければ、秋刀魚オン秋刀魚。
塩のじゃりとした感じが歯にあたり、甘みが浮かんでくるものの後には必ず苦さがわきたつ。

身に箸いれると、骨が綺麗にとれていく。
ほくほくした身は銀シャリのように甘く、そして濃い。
パリっと焼けた皮の香ばしさがよりいっそう食欲を倍増させる。



秋刀魚のもう一つの注目すべき栄養はなんといっても良質なタンパク質だ。
アミノ酸は、体内に吸収されやすいバランスをもっており、他にも、ビタミンやカルシウム、鉄分なども豊富に含まれてる。精神安定や、血液の循環がよくなるうえに、
貧血を予防するビタミンB2も多く、他の魚の3倍以上ともいわれている。
眼精疲労やガン予防にも効くビタミンAもたくさんあるとなると、
健康オタクの日本人が秋刀魚をこよなく愛するのも本能だなあと言わざるをえない。
まあ、うまいものは栄養満点ということだ。



秋刀魚は刺身もこれまた美味である。
山葵もいいが、生姜をのっけるほうが好きである。
脂が多いので、生姜をつけすぎるとせっかくの味が消えてしまうので、
爪の先程度の量で。
生姜の香りが清涼感を与え、そのうえに甘みが立つ。
絶妙な一枚一枚の刺身が、つるんと口の中で跳ね、胃袋という海へダイブした。



長月の秋。
秋の味覚の王道、“秋刀魚”を食べずして秋を味わうことははじまらない。

月待ちて 団子頬張り、白露酒

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仲秋の名月。
お月見だあ〜と張り切って団子屋へ。

月見団子を横にみつつ
草団子が目の前に。
餡子たっぷりの草団子。
素朴な青い香りが涼しくなった季節を感じさせてくれる。




しっとりした漉し餡には、
ちょいっと一杯いきたいもの。


今日は二十四節気の白露の初候の「草露白」。
草露白とは「略本暦」における呼び名で「草に降りた露が白く光る」と詠まれ、
秋が涼しく深まりつつある意味をもっている。
白露のときにはやっぱり白露ということで。
山形鶴岡の竹の露酒造の子、「はくろすいしゅ 亀の尾」の封をあける。
うちで数年寝かしていたこの子。
注ぐと杯が月色に彩った。
羽黒産亀の尾を原料にした子は蔵で精米を行う研師、渡部修氏が栽培したこだわりの栽培米。
仕込んだ原酒を、氷温貯蔵で2年以上の時をかけ熟成させて蔵出しした子がさらにうちで
数年寝かして(実験酒ともいう)。
もともと力強くボリュームがあるが、熟成から深まる旨味が
麗しく広がり、自分にとってはまさに今が呑み時!
抜群の飲みごたえを感じる。

太平洋側を横切る台風の影響で日本列島にかかる厚き雲。
雲が立ち退かぬ夕刻の今。
お月見が待ちきれずに杯に何度も手が伸びる。
暦どおり、秋深まりし今宵はちと肌寒い。
こんなときはちょいっとぬる燗で胃袋も心も温まろうか。

 
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白露垂珠 ひやおろし ミラクルの原酒も今飲むべき子!
冷よし 燗よし 常温よし! 小さい氷浮かべてさらによし! とよしずくめの子は
17度という度数ながら、するりと消える爽やかさがある。
羽黒産特別栽培米の出羽の里を77%精米にて
無濾過の純米を1回火入れ後冷蔵庫で寝かし、原酒のまま「ひやおろし」として今秋に市場に出た。
低精白歩合とは思えぬ旨味がしっかりと感じる美味しさはまさに!ミラクル(の原酒)。
旨味余韻がいつまでも田焼きの煙のように
ゆらゆらとしっかり立ち昇る。
芳醇な旨さが豊かでしあわせになれる。
茄子の煮浸しやかぼちゃなど野菜はもちろん、
秋刀魚に豚の角煮など脂ののったものとの相性もいい濃醇な子だ。

竹の露酒造(http://www.takenotsuyu.com)

呑兵衛のお月さんは♩

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台風14号のせいである。仲秋の名月でみえぬお月さん(江戸)。夕方から外を眺めてはため息ばかり。くうう!お月さんどこや〜と飲んでいたら( ´ ▽ ` )ノ
いた〜♩手元にまんまるお月さん。呑み助の十五夜は杯の中〜♩  ↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

テトリスに見えてしまえば、もはやテトリス……。

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東京駅地下、GranSta。
はせがわ酒店の前を横切っていると
目の端に見えたラベルに思わず足が止まる。



あ! テトリスだ〜と近寄ってみたら
レンガ柄だった(笑)。

まあ、どど近眼であるが、レンガをテトリスに見えてしまうとは
どれだけテトリスゲームにはまっていたのかが知れてしまう(苦笑)。

ほんと、思い込みとは、おもしろきものにて
こう見えると頭にインプットしたら
それにしかみえぬという人の頭の頑固な不思議。
別の意味で、恐ろしいことでもあるが、おもしろき“思いこみ”の遊びの域だといえよう。

このモダンかつキュートなレンガラベルの日本酒は、
はせがわ酒店の「東京駅 100 周年記念大吟醸」。
「浅間山」(2,160円)、「来福」(2,160 円)、「武蔵野」(1,836 円)の3品のラインナップで、どれも甲乙つけがたい子ばかりだ。
さて、どの子を連れて帰ろうかと思いつつ、ラベルで選ぼうとしても……同じレンガ柄だった(汗)。
こうなったら3品飲み比べ( ̄▽ ̄)bしてみるのいいんではないかなあ(自己解決パターン)。
テトリスラベルの飲み比べ。
ラベルみつつ、どう攻略しようかと脳みそ使えば
酔いがいっそう深まりそうである。


 
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DATA)
店名:はせがわ酒店 東京駅グランスタ店
住所:千代田区丸の内1丁目9−1 JR東京駅構内地下1F

最大陽数の重なりし時の祝いと祈り

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9月9日。
「五節供」を締めくくる重陽の節供は、秋の行事でも大事な1つ。
昔は五節供行事のなかで最も盛んにおこなわれていたが、
今は本のなかとか、季節の暦毎として知るくらいだろうか。

中国では、昔から奇数は良いことを表す陽数、偶数は悪いことを表す陰数と
考えられていた。
縁起の良い陽数が重なる日、1月7日(1月1日は元旦であるため別格。そこで7日とした)、3月3日、5月5日、7月7日、そして9月9日と
めでたい反面、そのぶん不吉なことが起こると考えられていたため
邪気祓いをした。



お気づきだろう。1月7日(人日の節句)3月3日(上巳の節句)、5月5日(端午の節句)、7月7日(七夕の節句)どの日も節句として、日本でも有名な暦の行事になっている。
その締めくくりが9月9日なのである。

「9」は一桁の数字のなかで、奇数の最大値。
陽の極まった数として陽数を代表する数と考えられた。
この陽の極まった数が重なる日、9月9日を
最大の“重陽”として、不老長寿を願い、節行の行事した。
それが重陽の節供、重陽の節句といわれるはじまりである。
(節供と節句は同じ意をもつ。江戸時代の頃より節句と呼ばれるようになっているが、元々は節供。節供とは特定の日に神に食物を供する意から、特定の日そのものをさすようになった)



重陽の節供は長寿の花として大切にされてきた菊の花びらを酒に浮かべて飲む菊酒が
有名である。
菊花の香りを移した酒を飲む事により、
身体のなかの邪気を祓い、長寿と繁栄を祈ることから菊の節句ともいわれる。

秋の花、菊には一年の一番最後に咲く花として、
“究極”や“最終”という意味があり、霊験高き花として重きをおかれてきた。
さらに、日本は菊といえば、“菊の御紋”として皇室、皇室の御紋として使用され、
桜とともに国花とされていることからも、まさに菊は高貴な花として重要視されている。

そんな菊の力や縁起よき魅力を身体に取り入れることにより、人々は
暑い夏の疲れを癒し、これから訪れる寒い冬を乗り切ろうとしていたのだろう。

科学的には意味がないといわれるかもしれないが、
古からの風習、習慣というのは自然と共に発生したもの。
人は季節と共に生きているものという証なのだということが感じ取れる。



折しも十六夜の満月であり、スーパームーンでもあった昨夜。
各々が在る場所にて、空を見上げて月光を浴びていた人は多いのではないだろうか。
月の引力をひしひしと感じつつ、菊酒を飲んで、ストレスや悩みを払い
健康を祈ったおかげか……翌日はスッキリと目が覚めた。

やはり昔からの言い伝え、風習は一理ある。



日本酒に菊を浮かべるのもいいが、焼酎も日本の酒。
同じように菊を浮かべて、飲むのもいとおかし。
いつもの湯割り(焼酎はお薬!)がより霊験あらたかなものに早変わり♩

 
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☆日本の暦行事は旧暦、新暦がある。
旧暦の重陽の節句は今の10月。
そのため、9月、10月は重陽の行事が各地で多くみられる。
そのなかでも有名な節句の風習は下記のもの。

浅草寺の菊供養会(きくくようえ)
毎年10月18日に行われる。この菊供養会は病気や災難除けの行事で
参拝者は菊の枝を仏前に供え、帰りに前に供えてあった菊を引き換えに持ち帰るもの。
交換した菊は陰干しした後、枕の下に敷いて寝ることでご利益があるといわれている。
菊の葉に『観音経』の経文を書写して長寿の祈願をした「菊のお守り」も授与。
浅草寺の境内では「金龍の舞」の奉演が行われる。
浅草寺/年中行事 菊供養会 http://www.senso-ji.jp/annual_event/kikukyoue.html

九州のおくんちの祭り
九州では秋祭りを“おくんち”“くんち”という。
「長崎くんち」や「唐津くんち」が有名。
長崎くんちは諏訪神社の祭礼。毎年10月7日〜9日に行われる。
唐津くんちは唐津神社の秋季例大祭。毎年11月2日〜4日に行われる。
長崎くんち<長崎伝統芸能振興会> http://www.nagasaki-kunchi.com/
長崎ガイド/長崎くんち http://www.nagasaki.web-saito.net/kunchi.html 
唐津観光協会/唐津くんち http://www.karatsu-kankou.jp/event1.html 

沖縄県の菊酒
菊酒=チグザキという風習。旧暦9月9日に行われる。
この菊酒の日には、沖縄の家庭で菊の葉を3枚浮かべた酒を火の神であるヒヌカンやトートーメー(先祖様の位牌)にお供えし、家族の健康、長寿を祈願する。

豆皿のある暮らし

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豆皿。
ひと言でいうと豆のように小さい皿というもの。
手のひらにちょこんとのる小ぶりな皿はかわいらしさのなかに、これでもか!というインパクトや使いやすさがあります。
そんな豆皿をうまく使ってみませんか?という主旨のもと、
人気フードコーディネイト、遠藤文香さんが本を1冊、世のなかに発信。

本のタイトルは『豆皿のある暮らし』。



豆皿の素材や色、形などカテゴリーを決めて、わかりやすく紹介中です。
こぶりながらの多彩な使い道がある豆皿。
なんだ、こう使えばいいんだ♩ という発見がいっぱいです。

実は自分も根っからの器好き。
スナフキンをしては器や豆皿、ぐい飲み、杯、カップなどを連れてかえるので、
うちの子(酒)同様、部屋のなかにあちこちに!? 住んでいます。
手のひらにぽんとのるまめ皿は
料理をちょこっともったりするのはもちろん、
日常生活のなかで活躍中の子もいて、けっこう大ファン。
おかげさまで、財布はどんどんスリムに〜♩
でも止められないのがハマった性というものですね。

今回、遠藤さんの『豆皿のある暮らし』の御手伝いをさせていただきました。
執筆をしながら、スタイリストならではの視点や世界観をかいま見、
勉強になること満載。
実践していることも多くあります。

決して1冊、手元にあって損はなしの豆皿本。
学術書や芸術書のようなアカデミックなシーンはひとつもなく、
気軽に、そして身近にまめ皿を楽しめる魅力がいっぱいです。

発売日は9月下旬(18日)。
1490円。
宝島社より発売です。
アマゾンでも『豆皿のある暮らし』先行予約中。


 
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飲んだら◯◯◯はどうする?

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美味しい子を飲んだ後は
いつものようにラベルをピリピリと剥がして保管。

今回はシールタイプだったので、スマホケース(100圴)にペタっと。
ここ数日、我がスマホで活躍中。

飲んだら乗るな!乗るなら飲むな! ←これは絶対必須!



空いた酒瓶のラベルは♩楽しむ眺めて、剥がして〜保管♩ 
張ってよし!メモ帳にしてよし!子供の折り紙として遊んでもよし。
酒のラベルって、かなりお金!かかっている贅沢な代物なのだから
しっかり活用したいよね。

※写真のラベルは竹の露酒造『はくろすいしゅ 亀の尾』。ミニボトルサイズラベル。

 
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瀬戸内限定♩ アルコールフリーでちょっとのんびり。

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今日は休肝日。でもなにか呑みたいなあ〜。
呑み助は365日、なにかしら呑みたい生き物なのである。
とはいえ、若い頃とは違い、体はどんどんキツくなるのが現実。
こういうときは、アルコールフリー系にお世話になるのである。
※アルコールフリーは基本アルコール0%ではないので、未成年者は飲酒NG!




つい数年前までは珍しかったアルコールフリーも
ここ数年はめまぐるしく数や種類が増えている。
そのなかでも特にお気に入りなのはサントリーのALL-FREE。
ビールじゃないのに、ビールを飲んだ気にさせるのだから、恐れ入りの代物だ。
そんなオールフリー。
今夏に、地域限定のシリーズ、瀬戸内ブランド認定商品第3弾「オールフリー 瀬戸内限定ゆず」をだしていた。

故郷への帰省の行き来に見かけたこのオールフリー。
瀬戸内限定ということも気にかかる。
ゆずのオールフリー。
きっと爽やかなんだなあと想像すると、プシューとしたい気持ちが待ちきれない。

なんだかんだ欲望を抑えつつ、冷蔵庫にいれること1ヶ月。
(結局、入れたまんまの忘れてたというパターン)

台風がやってきた日、冷蔵庫をあけると目があった。
とりあえず、グラスに注ぐ。
通常のオールフリーより、どことなく色が薄く感じる。
ほのかに漂う柑橘の香り。
ゆずだなとすぐにわかる。

徳島産のゆずの果汁が0.1%加わっているそうだ。
オールフリーのすっきりとした飲み口はそのまんま。ゆずの爽やかな香りがその上を漂う感じ。
ちょっと汗ばむような日やお風呂あがりの体の火照りを癒すのにちょうどいい。

とはいえ、発泡酒でもないし、ビールでもないので、物足りなさはあるけれど、
休肝日だし、それはそれ。
肝臓もやれやれとお休み中なのだから、我慢我慢。

お世話になるアルコールフリー。
冷蔵庫のストック、追加しなくては。


「オールフリー 瀬戸内限定ゆず」パッケージは瀬戸内の地図がデザインされている。
四国人だからだろうか。
瀬戸内と四国の形をみると、ホッと笑顔になるのである。


 
↑こちらもぽちっと元気によろしくお願いします。by gon麹 励みになりまーす♩







食べるは永遠の驚き 知らぬは永遠の絶望 ー八幡平サーモンー

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美味しいもんがあったら、とにかく食べたい!という食いしん坊。
これまでにもいくつもの、こ、これは凄いなあと感服した食材に出会った。
さて、今回もそんな逸材に出会う。



サーモン。
外国人は寿司のネタとして日本人よりもサーモン好きなのは有名である。
脂ののりもいいし、鮮やかな色合いは
食べている者のテンションも高めてくれるからかもしれない。

栄養面も高く、高血圧予防、ボケ予防、動脈硬化予防、眼精疲労緩和、老化予防、がん予防などになる食材として、健康番組でもとりあげられるようになったので、
食卓にもメジャーにあがる食材になってきた。

世界中からどんなサーモンでも輸入できる日本の市場のなかで、
こんなすごすぎるサーモンがあるのか! と驚くサーモンに出会えた。

その名も“八幡平サーモン”。
岩手県 八幡平にある㈲ 清水川養鱒場の鮭のことである。
このサーモンはとにかく食べてみないことには、その凄さがわからない。
どんな食通であっても、玄人であってもきっとひと口食べたら忘れられない味。
身の鮮色といい締まり具合といい、これまでのサーモンの質感がまったく違うベツモノ!

日本の名水百選にも選ばれた金沢清水の湧水を導水した補場で
10℃前後で通年、一元管理されており、
サケにストレスを感じさせないように環境をまずつくっている。
生産者である高橋さん一家が一年中、手間ひまかけて育てているのだ。

ストレスなく、ミネラル豊富な湧水でのびのびと育ったサケは健康に育ち、
色鮮やかな色と香り、そして甘い脂が凝縮しているのである。

とにかく、一口食べると、まず口が止まる。
そしてもうひと噛みすると、無意識のうちの喉奥から「なんじゃこれええ」とうなり声がでてくる。

今回は腹と背のほうをそれぞれ口にできるという贅沢なシチュエーション。
腹は旨味ある脂がたっぷりとにじみでてプリプリの歯ごたえ。
背は上質かつ綺麗で弾力ある食感に思わず目を閉じてしまうものだ。


サケには消化・吸収の良い良質なタンパク質に富んでおり、
脂肪分もEPAやDHAなど不飽和脂肪酸が中心。
良質なタンパク質は美味しいのは間違いなく、
含まれるEPAやDHAは血中のコレステロールを抑え、
血液の流れを良くしてくれ、動脈硬化や血栓、そして高血圧を予防してくれる。

普通のサケやニジマスでも効能高き食材なのに、
この八幡平サーモンには、究極の旨き風味が宿るという格別さに
もはや言葉なし。
食べたときに立ち上るサーモンの香りが鼻に抜けるときの余韻さえ
お金だして嗅がしてくれええと懇願したい気分になる。



この八幡平のサーモンは駅弁マニアでは有名な弁当「「八幡平サーモンづくし弁当」の食材でもある。
この弁当が手にはいるのは岩手県の道の駅にしね レストラン。1050円という価格もなんともお手頃だ。
とはいえ、美味しいという評判が評判をよび、すぐに品切れになるのが現実。
そのため、幻の弁当ともいわれるほどなのだ。

八幡平のサーモン。
学名はOncorhynchus mykissというニジマスである。
ただそんじゃそこらにいるニジマスでない。
大型のニジマスの選抜個体を、30年以上かけ品種改良し、生まれた種類で、ドナルドソンというそうだ。

このドナルドソンのDHAは脳の細胞をより活性化させ、ボケを予防する効果も高い(そもそもサケ自体に効果が強い)
ほかにも栄養素の代謝を促すビタミンB群や、カルシウムの骨への吸収を進めるビタミンDが豊富。
抗酸化の力で細胞を守るビタミンEが多いのもうれしい特長だ。
ビタミンが豊富だからこそ、あのなんともいえぬ味の世界に繋がるのだろうか。

なにはともあれ、魚好き、サーモン好きなら、この“八幡平のサーモン”は一度は食べるべきである。
そして、日本の岩手の大地でたっぷりと愛情注がれ、
すばらしいサケ、ニジマスが育まれているのだということを世界に誇りたいものである。


ああ、想像しただけで、フラッシュバックされてしまった、濃密なるあの味。
た、たべたあああああああいいいいいい!!!


 
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DATA)
八幡平サーモン
㈲ 清水川養鱒場
電話:0195-76-3191

麹のたとえ(gon麹的見解)

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夏より焼酎の造りがはじまり、
深まる秋に日本酒の造りの便りが届きだした。

呑み助としては、ワクワクウズウズする時期の到来である。

造りにはいると、それぞれの蔵の忙しさは半端がない。
蔵では関わる人皆、自分の分身がいくつも欲しいであろうと思えるくらい、
寝る暇惜しんで造りにかかりっきりになる日が多くなる。

そんな蔵のおかげで、毎年、美味しい子がいただけるのである。
ありがたや〜ありがたや。

造りの肯定のなかで、どの部分も大事であるが、
一番肝なのが“麹”である。
麹がうまく働いてくれることで、お酒がおいしく生まれるかどうかが決まるのだが、
そもそも麹って何なのだろう。
辞書などをひくと、次のように記載されている。

「麹、糀とは、米、麦、大豆などの穀物にコウジカビなどの食品発酵に有効なカビを中心にした微生物を繁殖させたもの。
コウジカビは、増殖するために菌糸の先端からデンプンやタンパク質などを分解する様々な酵素を生産放出し、培地である蒸米や蒸麦のデンプンやタンパク質を分解。
そのとき生成するグルコースやアミノ酸を栄養源として増殖していく。
このコウジカビの産生した各種分解酵素の作用を利用して、日本酒や焼酎、泡盛、味噌に醤油、食酢、漬物など、発酵食品をつくる」

つまり、微生物であり、カビだ。
カビというと、健康に害するようなイメージが強いが、悪いものばかりのものではない。
私達の食生活には欠かせない良き存在でもある。
カビのおかげで美味しい調味料ができ、もちろん酒も醸され、
そして漫画「仁」でも有名になったペニシリンが生まれたのもカビの効能だった。

ともあれ、酒造りのときに欠かせない“麹”は良きカビ。
そのカビをうまく育て、扱うのが蔵人の技なのである。

さて、日本酒、焼酎、泡盛などに使われる麹は黄麹に白麹、黒麹と3つある。
もちろん見た目にもそれぞれ色がついているので、わかりやすいが、それぞれの子がもつ個性も異なる。



黄麹は主に日本酒に使われる麹。清涼感あるフルーティーな味を醸してくれる。




黒麹は泡盛や焼酎に使われる麹。力強くインパクトある口当たりに独特の香ばしさを産み出してくれる。



白麹はなめらかでどこか華やかな雰囲気をもち、優しさを感じさせてくれる。

とまあ、誰もがそれぞれの麹で醸した子(酒)を飲み比べれば、違いがわかるだろう。

まず、黒麹。
黒麹は昔から沖縄の泡盛造りで使われていたこともあり、とにかく暑さに強い。クエン酸発酵も盛んで、強い酸性度を保つ。つまり、ちょっとやそっとの他の菌ならば、はねのけたり、自分の力でやっつける能力をもつのだ。

そのぶん、白麹は沖縄泡盛黒麹菌からアルビノの突然変異体として単離した菌種である。つまり黒麹がある日突然、白くなってたーというパターンで、黒麹ほどではないが、暑さにほどよく強く、黒麹のインパクトある世界が少しやわらかく、やさしく醸すことができるという性格をもつ。

そして黄麹は日本列島に古くからいた麹菌。とはいえ、暑さに弱く、他の雑菌にもめちゃくちゃ弱い。黄麹で醸すときは、ちょっとしたことで、すぐにだれたり腐りだすなど、昔から多くの造り手を困らせてきた目が離せないお姫様的存在なのである。

これでも簡単に綴ったつもりであるが、やはり長い。
そこで、こう覚えると簡単である。
(個人的なことなので、あしからずご了承を)

黒麹=アフリカ系黒人
白麹=ヨーロッパおよびアメリカなどの白人
黄麹=東アジア人

オリンピックや陸上競技などを思い浮かべてほしい。
黒人はとにかく身体能力が強く、圧倒的なパワーをもつ絶対王者で、陸上やマラソンにパワー競技などは黒人が国籍問わず必ず1、2、3を独占しているだろう。
白人は黒人ほどまではいかないまでも、力強さをもちながら、華やかさやきらびやかさをもっており、テニスやサッカー、フィギア、バレーなどでも多くのトップスターを輩出している。
東アジア人はパワーや華やかさなどはそれぞれにはかなわない。しかし、両者にない魅力をもっている。繊細さ、細かさ、儚さ、潔さ……細かいものをあげるとキリがない。相撲に空手に柔道、弓道、卓球、曲芸などパワーだけでは成功しないテクニック、技などを重ねた競技に多くの先人達が名を連ねてきた。
(もちろん、今のスポーツ世界はグローバル化して、それぞれの得意分野に入り乱れているのが現実。あくまで例え)

このように想像すると麹の違いもちょっとは分かりやすくなる!? かもしれない。

黒麹、白麹、黄麹。
同じ酒造りの麹でありながら、性格&性質の異なるもの。
そんな麹をうまく操り、育てる蔵があるからこそ、私達は美味しい子をいつも楽しむことができている。

さて、今宵はどんな子が目の前に現れてくれるか……。
味の余韻に揺れながら、麹はなあに?とちょっとラベルをみてみるのも面白いかもしれない。
(日本酒は基本黄麹、最近は白麹で醸された子もいる。焼酎は白、黒がメイン。黄麹の子もいる。泡盛は黒麹)

※麹は他にも芋麹などもあるので、それはそれで興味深い世界を味わえるので、お楽しみあれ。


 
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祈り

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人伝で知り合いの訃報をきいた今夏にあった時はそんな予兆なんぞ感じられなかった。驚く前に、誤報であって欲しいとさえ思えた。
楽しそうにいきいきとお酒のことを語る彼の姿が何度も頭の中でリフレインする。ただ今は……静かに彼のことを祈るのみ。  ↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

メイドイン青ヶ島♪ 行けそうで行けぬ青ヶ島に意識が飛ぶ♪

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2014年のラスト3連休。
土日に池袋のサンシャイン文化会館で開催されたアイランダー。
今年も大盛況にて、人ごみのなか遊んできたgon麹。



数あるブースのなかでやはりすぐに目がつくのが島酒♪
そのなかでも久しぶりにお!!と手にとったのが



東京都の島酒、青ケ島村の「青酎伝承喜久一」。
目にしただけで、思わず喉が鳴るのは酒呑みの本能だ。

青ヶ島の焼酎は昔から各家庭で造られていた。
しかし太平洋の絶海の孤島でもある島では原料も少なく
なかなか造ることもままならずということで、ひとり、またひとりと減っていき、
今日では「青酎」というラベルのもと、11人の造り手のみとなった。
11人、それぞれ微妙に味わいが変わっており「青酎」といってもそれぞれ性格が異なる。

この「青酎伝承喜久一」は奥山喜久一さんが生み出した子で、今は奥山ミチヨさんが醸している。
原材料のさつま芋から麦麹用の麦、そして麹菌は島の天然麹を使うというオール青ヶ島焼酎。
製造方法も昔ながらの丼仕込製法。生産性を重視した造りではなく、ひとつひとつ丁寧に昔から伝わる方法のため年間800本くらいしか製造できない。

そのため焼酎好きにとっては幻といわれることもあるが、
「青酎伝承喜久一」の世界は芳香な芋の味とコクを感じつつ、
余韻として香ばしい麦の香りがほんのり漂う……まさに魅惑なる至高の域だ。

アイランダーでは試飲のみ。
猪口にちょこっとであるが、
度数もやや高めであるので、生で飲む場合は量少なめが安全。
甘くまるく感じるのも生ならではの美味しさ。
ロックでチビチビ飲むのがオススメであるが、
gon麹としてはぬるい湯で2:8で割るのが一番好きである。(2=焼酎、8=お湯)

2年ぶりに参加したアイランダー。
もちろん他の島のブースでもでてくるでてくる島酒っ子に
ウホウホ〜♪とテンションあがってしまい、酔い具合に出来上がり。

東京都でありながら、なかなか上陸できない青ヶ島。
青酎を飲みに久しぶりに青ヶ島へ行きたくなった瞬間である。
(ヘリコプターでしか行きたくないけどね)←体重申告あるので、そこが一番難題だアセアセ( ̄_ ̄ i)タラー


 
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カタカナはほんに難しきものにて

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酒好き\(^o^)/といっても万能ではない。特に舶来もんには弱くて英語……いやカタカナの段階で脳が一旦フリーズする(⌒-⌒; )。外国もの(漢字別(`_´)ゞ)の免疫が少ないのである。
ボトルからグラスにワインを注ぐ前にいれるためのこの器はCarafeという水差し。ワインを飲む時などデキャンタと同じ用途で使われる事が多い。ちなみにGon麹。この形は全てジョッキ( ̄▽ ̄)bと呼んでいた。今回改めて覚えたCarafe。カ……カラ……カラッふぇ? カラフェー脳がグルングルンまわりだす。カラフェ、フランスではカラフ何度も復唱してインプットできたのは半日後。ほんにカタカナ覚えるのは難しい。メモメモ((φ(´゚ω`*)ホゥホゥ(*´゚ω`)ノ□ペタッ  ↑新しく登録中です。こちらもぽちっとよろしくお願いします。by gon麹

痩せた土地では何も育たない ー都農ワイン1ー

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「葡萄畑は痩せた土地がいい」 先日まで自分の頭はこんな考えがあった。 目の前に広がる光り輝く日向灘。 宮崎県都農にある高台にある都農ワイナリー。 今、日本中から注目を浴びている国産ワイナリーの1つである。
お恥ずかしいことながら、ワインといったら山梨という知識しか持っていなかった自分にとって、宮崎でワインときいてもピンとこなかった。 宮崎は毎年、台風の猛威にさらされる場所である。強風に大雨と半端ない過酷な地のしかも高台!? そんな場所で葡萄つくりとは、いったいどんなからくりがあるのだろうと、その興味が強かった。 ワイナリーを訪れて、すぐに畑に……と思いきや、まずは近くにあるクヌギの林に通される。クヌギ林とワインにどんな意味があるかと思いきや、土と木のバランスについて教えてくれたのが赤尾誠二さんである。
「このクヌギの林って土の香りが強いと思いませんか?」 確かにこの林に足を踏み入れたときから、土の香りがかなり強いことに気づいていた。 フレッシュと表現すべきだろうか。 みずみずしさがある土の深い香り。 それは小さい頃、どろんこになって遊んでいたときによく嗅いでいた匂いにそっくりで懐かしいものであった。 「ここにはクヌギの木が100本生えています。この100本という数が実は大事です。ここの土はふかふか。この土は団粒土で、腐植の分解過程でできる土壌です。ふかふかした土はこの団粒構造をもち保水性と排水性があり通気性もよく、保肥力も持つ多様な機能を持つ土壌となります。 この林はクヌギの落葉が虫や微生物によって分解され土になっているのです」。
クヌギの落ち葉を掘ってみると、落ち葉が黒く腐葉土化している腐植がみられ、小さい虫や動物、 変形菌などの原生生物、 カビなど多くの土壌生物たちも目にすることができた。本能がこの土は最高で上質だということがわかる。この土壌に育つクヌギは幸せだろう。自然のサイクルがうまく回っている安定した健康な土だ。赤尾さんがここで教えてくれたのがいかに土壌、土が大事であり、土の環境がいいほどよい植物を育てることができるというもの。
「誰でもここはいい土地だとわかりますよね。例えばこのクヌギが高価な品だと、人は生産性を高めようとクヌギの木を増やそうとする。するとどうなります? 100本あった場所に200本を植えるとギュウギュウの満員状態。100本のクヌギには十分に効率よくまわっていた土壌の栄養は、200本になると半分。1本1本それぞれ健康育ちません。
倍に増えたことによって落ち葉も増え、土壌生物が喜ぶから土壌ももっとよくなると考えるかもしれませんが、それは人間の浅はかさ。土壌生物も私達と同じ、食べ過ぎると病になる。キャパを超えた落ち葉は食べ尽くせず、分解されずどんどん溜まるだけ。またクヌギの木をギュウギュウに植えたことで、根の部分、土壌に太陽の光りも当たらなくなり、土自体が不健康になります。
こうなるとどんなにいい土壌であってもあっという間に栄養不足となり、もともとあったクヌギもやせ細り、葉の数さえ少なくなる。木の数が増えたのに、餌となる葉が少なくなると土壌も影響が出ます。これが団粒土(構造)から単粒土(構造)になってしまう流れです。どんな土でもこの流れはあります。ここ土壌も少し深く土を掘ると単粒土がある。地表近くの土壌より、土壌の中の空気や水分、有用微生物の関係が悪い。けれど100本のクヌギが毎年その単粒土の上によい葉を落とし、団粒の土壌ができるおかげでここは常に健康で元気な土地を保つことができているのです。これはどんな場所でもいえます。葡萄畑も同じ。 いい土壌でなくてはいい葡萄は育ちません。葡萄栽培には痩せた土地が向くというのは実は間違いなのです」。
思わず顔があがる。 クヌギ林の強い土の香りが鼻に飛び込んでくる。 痩せた土地では葡萄は育たないという赤尾さんの言葉が、自分の頭のなかに深く突き刺さった。                                                 <続>   ↑こちらもぽちっと元気によろしくお願いします。by gon麹 励みになりまーす♩ DATA) 名称:都農ワイナリー 住所:宮崎県児湯群都農町14609-20 電話:0983-25-5501 営   :09:30〜17:00(カフェ 11:00〜16:00) 休   :年末年始(カフェ 火) URL: http://www.tsunowine.com

あけましておめでとうございます。

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2015年元旦。
強風がゴウゴウと叫ぶ1日。

あけましておめでとうございます。

なかなか更新しないブログを
ご愛好いただき、
心より感謝いたします。
今年も酔きご縁にたくさん巡り会えますように、東西南北駆け巡ってまいります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。



さて、皆様。新年のささはいただきましたか?

Gon麹は、地元の神様のお神酒からはじまりました。

お神酒は皆様、いただいていますか?
お神酒とは、神社や神棚など、神様にお供えしたお酒をいい、
本来は祭儀の後に神饌を戴く宴、直会で戴き、神に供えられ霊が宿った酒を頂けるものでした。
他の神饌と同様、神様と同じものを飲食するという意味があり、身体に取り入れることで神様の神威をいただけるといわれています。

新年の神社では、お神酒が振舞われます。
是非とも神様からの賜わりものをいただき
一年を健康かつ元気に過ごしたいものですね。

※飲めない方は受け取るだけでも大丈夫。神様からの賜わりものをきちんと授かったことになりますからご安心を。





お神酒をいただいたら
おせち料理にお雑煮で
お正月をゆるりとお過ごしください。


 
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